CV:桑島法子
概要
パラメイル第一中隊の突撃兵、15歳。
赤いショートカットの髪が特徴で、常に棒付きキャンディを舐めている少女。
幼い外見ながら、戦闘時には卓越した戦闘技術やテクニックを見せる隊のエースである。
明るく無邪気な性格で、相手に構わずクイズを出すのが趣味で、くだらないクイズを出しては、相手を勝手に友達認定してしまう困った一面を持つ。隊に配属されたばかりのアンジュら新兵に対し「誰が一番最初に死ぬか」というクイズを出すなど、時には無邪気と言うより無神経な発言をしては、相手の逆鱗に触れることもある。
人懐こく物怖じしないので、他のメンバーとは異なってアンジュとは親身に接そうとしてはいるものの、本人からは拒否されている。しかしそれでも諦めず、彼女が遭難した時は、戦闘から帰還したばかりにもかかわらず、エルシャと共に捜索隊に強引に同行している。
この一件でアンジュと打ち解けた。そして、この仲間想いな姿勢はアンジュに対してだけではなく、第7話で中隊が全滅の危機に陥った際は、たった1人でボス格のドラゴンに挑もうとした。
サリアと同室で、ハンモックを寝具として部屋につるしている。
彼女の隠していた「男と女がちゅっちゅする本」をこっそり読んで、ナイフを投げつけられた事も。
専用機であるパラメイル「レイザー」は機動性強化のため装甲を大幅に削減した結果、出力バランスが悪くピーキーであり、まともに扱えるライダーは少ない。これを使いこなしたのはヴィヴィアンだけで、彼女の実力が他のライダーより高い事が窺える。それを裏付ける様に、第7話では抜群の洞察力を発揮し、新型ドラゴンに不用意に近づくヒルダに警告した。
まだまだ買いたい武装が沢山あるらしく、稼ぎの大半をレイザーの追加装備の購入に回しており、第4話にてジャスミンモールに1800万キャッシュの超硬クロム製ブーメランブレードが入荷するや、現金一括払いで購入して周囲の客をざわつかせていた。
ジュリオ襲来の際は、医務室で寝ていた為にあっけなく捕縛されて連れて行かれそうになるが、タスクに救われ、ヴィルキスの力で次元転送した。
正体
※以下ネタバレ注意
本来はもう一つの地球のドラゴンで、本名はミィ。10年前に実母のラミアを追ってアンジュたちの地球に残ってしまい、そのまま生き別れとなっていた。
サラの襲撃があった次の日、小型のスクーナー級ドラゴンと化してしまい、仲間から追われる立場に陥るも、自身の存在に気付いたアンジュが永遠語りを歌った事で元に戻るが、この事によりドラゴンの正体が露見することになる。
この後の展開は非常に重い物である。
尚、アンジュとタクス共々ヴィルキスの力で次元転送され異世界に到着した際は再びドラゴンの姿に戻っている。
しばらくその姿でアンジュ達と行動した。
尚、人間の言葉は話せないが、ジェスチャーや行動で現していた。
その後、ナーガやカナメの襲撃でアンジュ達と共に捕まり、彼女達とは別の所へ運ばれるが、ドクター・ゲッコーにより、投薬なしで人間の状態を維持できるようになり、さらに実の母親であるラミアと再会する(しかし、本人は母親の事は知らなかった模様)。
ちなみに、ヴィヴィアンのドラゴン体は、他のスクーナー級と違い、尻尾の先端部が切断された形になっているほか、翼に3箇所の大きな傷跡を残している。
余談
作画崩壊 - 23話にて彼女の顔のデッサンがおかしくなる場面がある。
各アニメファンサイトでは話題になったもののpixiv内ではネタ絵がだされていない。
父親との再会? - 25話ラストで母ラミアと共に巨大なドラゴンの前に立つ彼女
その後ろでは花束を持つサリア、手土産を持つエルシャに妹分らが驚くシーンがみられる。
ファン達の間では「このドラゴンは父親でないのか」と物議をかもしてくれた。
関連タグ
超電磁マシーンボルテスV:4話のジャスミン・モールで売られていた明らかにこれが元であろう天空剣についての繋がり。彼女はこれを見て「ねえねえこれなんてどう?アンジュの機体に似合うと思うなあ」と薦めていたが、ボルテスVを作ったのは皇帝の血筋に生まれながら角が無かったため両親に偽の角をつけられて隠していたが、次期皇帝を争うズ・ザンバジルにそのことを暴かれ奴隷に転落したラ・ゴール(剛健太郎)である。同様に、皇女でありながらノーマであることを兄に暴かれ、皇女としての身分を奪われて死ぬまでドラゴンと戦う兵士となったアンジュにとっては境遇的な意味で似合うという皮肉になってしまっている。