䱻魚
2
かつぎょ
山海経に記載される怪魚の一種。※メイン画像はイメージ
古代中国の地理書『山海経』の「東山経」に記載される凶兆を司る魚の一種。
中国語ではホァーユィ(Huayu)と呼ぶ。
この魚は東山の子桐山という所を流れ、余如澤に注いぐ川・子桐水に棲んでいる。容姿は鳥の翼が生えた魚で、自ら出入りする際に光を放つとされ、その鳴き声はオシドリのようだという。
この魚が出現すると旱魃に見舞われるといわれているが、魚なのに干魃など起こして大丈夫なのだろうか。
「西山経三」に記載される楽遊山に流れる桃水に棲む、蛇のように細長い身体に四本の脚を持ち、魚を食べるという怪魚も資料によっては䱻魚とされ混同されることがあるが、実は𩹂魚(いぎょ/ウェイユィ)という非常に似た漢字表記(魚+胃)の魚である。
また「北山経」には同音の滑魚(ホァーユィ)という滑水に棲む紅い背をしたタウナギに似た魚が記載されており、鳴き声は人が声を詰まらせたような音で、肉には疣を癒やす効果がある。
なおこの怪魚の名は、現在では本物のタウナギを意味する。
神仙伝(ゲーム)
序盤に出現する紫色の鯉のようなモンスター。
コメント
コメントが未記入です