概要
台湾のプロ野球リーグ、中華職業棒球大聯盟(CPBL)発足時から加盟・参入していた4球団のうちの1つだが、1999年に解散、消滅した。
三商企業を親会社とする。チームカラーは青であった。
歴史
1988年、プロ野球リーグ創設に向けて活動しながら結局ドタキャンした長栄(エバーグリーン)グループに代わりCPBLに参加することになった三商行股份有限公司(現:三商投資控股股份有限公司)が結成した社会人野球のチーム三商行棒球隊をルーツとする。
1989年、プロ化に伴い三商タイガース(三商虎)となる。
1990年、中華職棒元年の前期優勝チームとなったが、総冠軍賽(台湾シリーズ)では後期優勝の味全ドラゴンズの前に2勝4敗で敗退。
その後は半期優勝すら果たせず、CPBLオリジナルの4球団で唯一、台湾シリーズを制覇出来なかった。
1995年には「黒虎事件」と呼ばれる八百長疑惑が浮上。さらに1999年には921大地震が発生。成績不振に加え八百長疑惑や災害が重なったことでファンの足は遠退く一方となり、経営困難に陥ったチームは1999年シリーズが終了した後、解散を発表。
当時のCPBLには球団の売却・買収と云う概念が無かったため、そのまま消滅した。
関連項目
「タイガース」の名前を持つプロ野球チーム