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概要編集

中華職業棒球大聯盟(CPBL)に所属する球団。

CPBL発足時に参加していた4球団(味全統一兄弟三商)の1つであったが、1999年シーズン後に一度解散しており、現在のチームは2019年に再結成した。

1998年から頂新国際グループ(香港澳門を除く中国圏にてファミリーマートを運営している)の傘下となったが、それが1999年の一時解散に繋がった。現在は頂新グループの頂立開発実業が親会社になっている。

本拠地は台北市


チームロゴは中日ドラゴンズと同じく、ロサンゼルス・ドジャースを意識した物になっているが、チームカラーは赤。


歴史編集

1979年に、味全食品と中国文化大学野球部との「建教合作(企業と学校との合同)」チーム・味全成棒隊が作られた。1988年限りで建教合作関係は終了し、味全成棒隊は社会人野球のチームとなった。

1990年からのプロ野球リーグ(CPBL)発足に伴いプロ球団となり、球団名を味全ドラゴンズ(味全龍)とした。

リーグ初年度の後期に初優勝。この年の前期優勝チーム三商タイガースを下して、初代の年間優勝チームとなった。

1997年から1999年にかけてリーグ3連覇を飾ったが、当時の球団会長・魏應行(1998年に味全食品を傘下に収めた頂新グループ創業者一族のひとり)が球団の解散を宣言。一方的な解散宣言に反発したファンが球団存続を求める署名活動を行ない立法院や行政院を巻き込む形で嘆願するも、あくまで球団の取り潰しに固執する魏應行は聞き入れず、1999年シーズン限りでチームは解散となった。


2017年6月、頂新グループは魏應充(かつて球団を解散に追いやった魏應行の兄)を中心として球団の再興に動き出し、「味全ドラゴンズ」関連の商標権を持つ中華民国徐世明棒球発展協会に権利の譲渡を要求し、さらに経済部智慧財産局(日本で云う特許庁に相当)に商標登録を申請した。

そして2019年5月にCPBLへの再加入が承認され、2021年シーズンからのリーグ戦へ参加すること、それに先駆けて2軍は2020年から雲林県の斗六棒球場を本拠地にして参戦すること、かつてNPB福岡ソフトバンクホークスMLBトロント・ブルージェイズなどに在籍していた川﨑宗則の入団が発表された。

2020年オフには、元メジャーリーガー田澤純一が入団した。

2023年は後期シーズンでチーム再結成後初となる半期優勝。年間勝率1位で台湾シリーズへ進出し、楽天モンキーズを相手に4勝3敗として24年ぶりにリーグ制覇を果たした。



主な球団関係者編集

永久欠番編集

  • 85 徐生明(監督)

日本人選手(球団再結成以降)編集


関連項目編集


台湾 CPBL 中華職棒

現在のチーム中信兄弟富邦悍將樂天桃猿統一獅台鋼雄鷹味全龍
消滅したチーム時報鷹中信鯨米迪亞暴龍三商虎

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