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概要編集

日本の社会学者、フェミニスト、左翼活動家。


1948年7月12日生、富山県富山県中新川郡上市町出身。

父親は裕福な開業医。3人兄妹の真ん中に生まれ、父からは溺愛されて育った。

幼少期から成績優秀であり、父親に言われるがまま富山大学附属中学校を受験し合格。その後中学卒業と同時に石川県金沢市に転居し、これまた父の勧めで金沢二水高等学校に進学。

父からは地元の金沢大学に進学するよう言われたが、「ここに行くと私は家から出られない」と思い、既に関西に出ていた兄と同居するという条件で関西の大学を受験すると話をつける。両親と一緒に複数の大学を見学したのち、校風や学生の雰囲気が合っていると感じた京都大学文学部哲学科に入学。

大学一年生の頃、同期生であった山崎博昭が第一次羽田事件で亡くなったことに対する追悼デモに参加したことを機に、学生運動、全共闘系の運動に積極的に参加するようになる。

一方、当時田中美津が先駆者となって行われていたウーマン・リブには、運動の中で崩壊していく集団の様子に辟易し、また女性同士の集団に対して忌避感を覚えたため迎合せず、就職活動にも難儀した。

結果として、大学に5年、大学院に5年、オーバードクターとして2年在籍し、30歳のとき平安女学院短期大学の講師となった。


20代後半のころ、日本女性学研究会に誘われたことがきっかけで女性に対する感情が変化し、マルクス主義フェミニズムの研究者ともなる。


1982年に初の一般書『セクシィ・ギャルの大研究』を出版してメディアにデビュー、「フェミニストは性的に解放されてこそ」とのキャラ付けに基づいた著作で人気を得る。


1995年から東京大学大学院人文社会系研究科教授に就任。

TV出演やコメンテーターの仕事も多く、新聞などでは人生相談も担当した。


さまざまな左翼社会運動にも関係して物議を醸しつつ、フェミニズム業界では大御所の一人でもあり、現在のツイフェミと呼ばれる層にも信奉者は少なくない。


結婚観と私生活編集

結婚という制度に対して「結婚は奴隷契約」など否定的な立場を表明しており、著者で結婚しているフェミニストを批判し、本人が率先して「おひとりさま」と称する(中年以上の)独身女性の生き方について論じている。


しかし、2023年2月になって、23歳年上の歴史学者色川大吉と2021年に入籍(※上野本人は「婚姻届を提出した」とするべきと主張)していたことが週刊文春の取材で発覚し、物議を醸している。


上野と色川の交友が始まったのは、色川の東大教授就任から間もない1996年ごろとされる。のちに色川が妻子と別居して山梨県の八ヶ岳の中に建てた一軒家に移住。普段は東京に暮らす上野がこの一軒家にたびたび顔を出す形で関係が続いた。

その後、2018年ごろに色川が事故が原因で要介護状態となり、妻を亡くして子供とも離れて暮らす色川を気遣って、上野が介護者として八ヶ岳の家を頻繁に訪問するようになる。

2021年9月6日に、上野が色川との婚姻届を提出。

翌日の9月7日に色川が死去。婚姻関係があったのは約15時間であった。


「法律婚」について長年否定を続けてきた上野が実は結婚していた、という事実は上野の支持者にも大きな衝撃を与え、これまでの発言が「ビジネス」だったのではという批判や、色川との不倫関係を指摘する声も相次いだ。

上野自身は、文春の報道に反論する形で、色川との関係について「親友」としており、結婚という形をとったのも「『手術の同意書や役所の各種手続きなどで家族という立場が優先される』という事情から、既に余命幾許もない色川の死後の面倒を見るため」と言及。仮に事実婚であっても入籍していなければ(つまり家族関係の証明ができなければ)書類上の手続きが困難という日本の制度上の問題を挙げた上で、男女の仲にはなかったと示唆している。


しかし、色川が住んでいた八ヶ岳の家は上野が購入した土地に二人の共同名義で建てたものであり、上野が「執筆に集中するため」として月に何度も通っていたことが明らかになっている。さらに、色川と交流があった地域研究家の扇田孝之は、文春の取材に対して上野から「おじさん(※色川)とお付き合いを始めたのよ」と打ち明けられたと証言しており、二人が友人以上の関係にあったものと考えるのは難しくない。


あくまで上野と色川の恋愛関係については明確にされていないものの、上野の「サバサバした」恋愛観を語るメディアでの姿とは異なる「愛人として日陰の身から正妻の座を奪い取るまで待ち続ける女としての重い情念」とも受け取れることから、唖然とする者も少なくなかった。


上野のファンやツイフェミ界隈にも少なからぬショックを与えており、ライターの郡司真子は上野を「家父長制の新自由主義の装置」などと切り捨てている。


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