九五式戦闘機
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きゅうごしきせんとうき
九五式戦闘機は日本陸軍の戦闘機。キ番号はキ10(イラスト右の機体)
1934年に川崎航空機は九二式戦闘機の後継機として逆ガル翼単葉のキ5を開発したが、性能の低さから不採用となった。
陸軍はキ5を不採用とした後、九二式戦闘機の後継機の開発を川崎と中島飛行機に指示した。
川崎では、キ5が新機軸を盛り込み過ぎてしまい失敗作になったことを踏まえ、運動性、安定性を重視して九二式戦闘機を大幅に改設計した機体とすることにした。
そうして完成した機体がキ10であり、キ11との比較の結果、速度性能はやや劣るものの運動性や上昇力で勝ったキ10を陸軍は九五式戦闘機として採用した。
最終的に二型などの改良型を含め588機生産された。
日中戦争初期の陸軍の主力戦闘機で、無類の運動性を利用して戦争の初期においては中国国民党軍のソ連製I-15戦闘機などを圧倒する活躍をみせた。しかしノモンハン事件の頃になると、I-16のような単葉機相手には劣勢となり、後続機である九七式戦闘機と交替して第一線を退いた。
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