百田尚樹氏の小説『永遠の0』の登場人物であり、大日本帝国海軍の零式艦上戦闘機パイロットである。最終階級は飛行兵曹長。
概要
ミッドウェー海戦で母艦を失った宮部久蔵が、ラバウル航空隊に配属された後に彼の部下となる。ポートモレスビー作戦やガダルカナル島方面での激戦を戦い抜き、その中で宮部に二度命を助けられ『無謀に撃墜することよりも、撃墜されないこと』という彼の教えを教訓にした。
後に空母に配置転換され、そこで宮部と別れ空母翔鶴の搭乗員としてマリアナ沖海戦に参加。燃料タンクに被弾し一度は体当たりによる特攻を決意するが、宮部の教えが頭をよぎり、決死の一時帰還で敵機を振り切り、燃料切れで不時着した後グアム島に泳ぎ着いて生還、その後も終戦まで戦い抜いて戦争を生き残った。
その後、宮部の孫である佐伯健太郎と姉の慶子と出会い、自身と宮部の経緯を語った。