「無理しなくて良いのにハカイダー。私は強い者が好きよ」
「ハカイダーは強いわ…けど01も強い人造人間だわ」
声/人間態:小林千枝
概要
『キカイダー01』第28話「狂った町 恐怖の人魚姫大逆襲」に登場する人魚をモチーフしたシャドウロボット背番号55番。
人間態の人魚姫の姿は常人には美しいと見惚れるが、ギルハカイダーからは心臓回路がショートする位の醜女と反対に見えてしまうが、巨大な真珠貝の中に入り、本来の姿に戻ると見惚れしまうほど印象が反転した。彼女は強者に憧れる一面を持っている。
人魚ショーを行い、来客に催眠状態に堕ちた隙にアジトに連れ去り、捕らえた人間を複写機でシャドウマンがコピーし、その人物とすり替えて人間社会を反対の常識に書き替えた(例えば地球は回っていない、蝶をトンボと認識)。用済みとなった捕虜は奴隷として労働させられる。ザダムは実験が成功したら人間からロボットに改造する想定している。
技は多彩で「人魚キック」や足の鱗を取り外して相手目掛けて投げる爆弾「人魚鱗攻め」。頭頂部の発光部分から相手を麻痺させる円状光線「アンコウレーザー」。人造人間に有効な自身の体を回転し、水着の眩い輝きで失明させ人魚姫の姿で活用する技「人魚スピンビーム」。恥を捨て、女のすべてを懸ける巻貝型ブラジャーを外して投げる「人魚ボイン爆弾」が奥の手。
活躍
順調に人魚ショーで捕虜を集めていたが、イチローのトランペットで妨害されしまい来客を逃がしてしまう。ビッグシャドウの命で警護を任せたギルハカイダーは彼女の出会いでいつも以上に燃えてイチローとの戦いで強さを見せつけていたが、彼女はイチローを試したくギルハカイダーの攻撃を止めさせた。イチローは正体を暴いてみせるも挑発でチェンジするが、先手で人魚スピンビームで01を失明状態にさせた。ギルハカイダーも巻き込まれてしまうも軽傷で済んだ。
両親と環境が妙におかしいと感じ外出した兄妹が尋ねたヒロシはミサオと一緒にホテルながやまで遊んでいたのをシャドウマンに目をつけ狙われ、合流したアキラも人間にコピーしたシャドウマンに囲まれてしまい、彼女もその場に現れてアキラとヒロシをシャドウに協力を勧誘するも断られ、始末されるところにイチローが駆けつけて01にチェンジ。人魚スピンビームのエネルギーを利用して曖昧で視力回復装置が元通りになった。
シャドウマンを殲滅し、捕虜の救出に迎える最中に修理を終えたギルハカイダーは再び彼女の前で見せつけるもまた止めが入り、今度は自身が01と立ち向かうため本来の姿で挑む。人魚キックや人魚鱗攻めで油断を一切与えず、アンコウレーザーで麻痺させたが、態勢を立て直して01ドライバーのチョップで鼻が折れてしまい。
「あぁ私の鼻が!何たる辱め。よくも私の美貌を台無ししてくれたわね!」
01「黙れ!化け物」
「度重なる侮辱!許せない。お前を倒すためにもう恥の回文もない。女のすべてを懸けた人魚ボイン爆弾を受けてみよ。死ね01!」
人魚ボイン爆弾を繰り出すが、すべて弾き返されてしまい止めのブラストエンドを喰らい。ゆっくりと巨大真珠貝の中に入り。
「あぁ…あぁもうダメだわ。01、お前は強かった。でも私は誰にも自分の最期を見られたくない。01、私はお前を呪い続けるよ」
蓋が閉じた途端に爆散した。
(囚われた人はその後救出したのか不明である)
イチロー達は勝浦に去った後、ギルハカイダーは彼女の墓標を立て…
「人魚姫よ。死ぬ時は一緒と思っていたのに、お前は先に死んでしまった。必ずこの仇を取ってやるぞ。01を殺さぬ限りお前の魂も地獄で安らかに眠れまい。必ず…必ず01を殺してやる」
彼女の仇を討つことを誓った。
余談
頭部は後に第41話に登場するサタンに改造される。
関連タグ
マッドピッグ:人類から人間と入れ替える計画を企てた前例。こちらは豚を改造したアンドロイドが入れ替わっていた。
カオル(人造人間ハカイダー):違う世界のハカイダーといい関係になってたヒロイン。こちらも殺された。