「居たなビジンダー、ここは貴様には相応しい死に場所かもしれん。くたばれビジンダー! キチガイバトのセコンドサイクル電波を受けて死ぬが良い。俺の電波は目にも見えず耳にも聞こえず、このメーターのメモリが0になる時、お前は何も知らぬ間に爆死するのだ」
声:和久井節緒
概要
鳩時計をモチーフにしたシャドウロボット(設定上では背番号84)。「ク~クル~」(由来は恐らく狂う)と鳴き声を発する。
胸に内蔵された「セコンドサイクル電波」を目から放ち、人間が常に身に付けている腕時計を介して、血液に通じて闘争本能を呼び覚ますことで乱闘を勃発させ、人類を自滅させる「セコンドサイクル作戦」を実行した。その結果一日で死者13人・重傷者3万5千人も犠牲者を出し、ビッグシャドウは殺し合いの見物に楽しんでいた。
口から火花「キチガイバト時計針」を放射する他、両手のU字磁石型万力で相手の両手首を締め上げる。
活躍
公園に設置されていた鳩型時計を破壊、成り代わって潜伏し、一夜明けて作戦を開始。A地区、G地区を制圧し、何れか日本中に広がって行く事を目論んでいた。
原因を探っていたイチローに電波を逆探知されて潜伏先を突き止められ、ゼロワンチョップを喰らい正体を現すが、「俺にはまだやる事がある」と煙幕に紛れ本拠地に帰還。
01に見破られた事でセコンドサイクル作戦は中断され、マリ/ビジンダーの暗殺に移る。最大出力のセコンドサイクル電波を放出させ、彼女に内蔵されている水爆を起爆させようと決行するもイチローのトランペットに妨害され、01との決戦に突入。
両手の締めつけ攻撃&キチガイバト時計針で優位に立つが、ゼロワンカット2連発&ゼロワンドライバーのコンボ技を受け、止めのブラストエンドで爆散した。
余談
Bパート時(イチローが捜索始める前まで)のマリの衣装は30・31話のレザー製の衣装を着衣(ダメージを負う演出にする用にこの衣装で撮影したのかもしれない)。
現在では「キチガイ」は放送禁止用語のため、デザインを手懸けた米谷佳晃の著書『米谷佳晃デザインワークス』では名前を「クレージーピジョン」としている。
関連タグ
フクロウ男、火焔ウォッチ、ジリキマン、パンサーノイド:時計を利用した作戦を展開した東映怪人。
クロコダイルオルフェノク、ピジョンオルフェノク:後年に着ぐるみの改造を元ネタに踏襲しているライダー怪人。