来歴
1941年11月3日生まれ。青森県出身。友人たちと歩いていた時に騎手に向いた体格の少年を探すよう牧場経営者の兄から頼まれていた日本画家の上泉華陽に見出され、中学卒業と同時に川崎競馬場で騎手としての道を歩み始める。
養成所を経て1960年6月にデビュー。デビュー戦は6頭立ての6着に終わったが、翌月に初勝利を挙げる。逃げ先行の戦法で2年目に165勝を挙げるなど頭角を現し、1964年には南関東公営競馬のリーディングジョッキーに輝き、数度の落馬事故を乗り越えて2001年に現役を引退するまで地方競馬のトップジョッキーとして活躍した。
引退に際してはラストランシリーズと称して全国の競馬場でレース騎乗し、最終レースは2001年7月8日の川崎最終レースとなった。引退後も2度にわたってオーストラリアで開催された国際レジェンドレースに騎乗し、2008年には東京競馬場で開催された「第2回ジョッキーマスターズ」で騎乗している。
騎手服の服色は赤・黄山形一文字。この服色は永久保存とされ、これから地方騎手となる者が新たに使用することは出来ない。