概要
『エスパー魔美』の登場人物。
魔美の母親。朝売新聞の外信部に勤めている女性で、仕事も家事もそつなくこなすキャリアウーマン。夫の十朗が画家で高校の美術講師という職業であるため、いわゆる共働き夫婦。
仕事柄、時事問題に詳しく、様々な事件の情報源となることも多い。取材では、相手の心情を十分に理解し、公の発表には細心の注意を払うという、倫理観や道徳観も持った良識的な女性。
とはいえ良識的(常識的)"すぎる"部分もあり、魔美が「もしも超能力があったら(身内にそういう人間がいたら)」という話を振った際には「気持ち悪い」「知らない間に情報(考えている事)が無作為に漏れるのは困る」「どんな事をされるか解ったもんじゃない」とバッサリ切って捨てている(自身、情報を扱い、その取材元の保護や秘匿を旨とする記者である事に対する矜持でもあったろうが)。その答えに魔美は人知れずショックを受け、また父側の答え(魔女狩りに遭ったご先祖様がいた)事もあり自らの力を秘匿する事を決意するに至った。
ずんぐりした体型の夫の十郎とは対照的なスラリとした体型で、それもあってか実写ドラマ版では宝塚歌劇団で男役トップスターだった涼風真世が演じている。
魔美のことは「ちゃん」付けで呼ぶ。
原作では下の名前は明かされておらず、菜穂子というのはアニメ版で判明した名前である。十郎との馴れ初めのエピソードも作中では語られている。