何も終わっちゃいないんだ
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なにもおわっちゃいないんだ
映画『ランボー』シリーズの台詞の1つ。
※日本語吹替え版では「何も終わっちゃいません」となっている。
ベトナム戦争の帰還兵であるランボーは訪れた田舎町で運悪く保安官達に不当逮捕されて理不尽な仕打ちを受けた事が引き金となって保安官達に反撃。後に引けなくなって応戦した挙げ句に町を巻き込んだ騒動に発展。
クライマックスでかつての上官であるトラウトマン大佐に「戦争はもう終わった」と説得されたランボーは激昂して祖国のアメリカに対する怒りをぶつけた。
何も終わっちゃいないんだ
俺にとって戦争は続いたままなんだ
あんたに頼まれて必死で戦ったが勝てなかった
そして帰国したら空港で非難ごうごうだ
赤ん坊殺しとか悪口の限りを並べやがった!
あいつらは何だ? 戦争も知らんくせに!
頭にきたぜ!
ベトナム戦争で祖国のために戦ったにもかかわらず、命からがら帰国した後に待っていたのは、ある意味で戦場以上に過酷な一般社会の迫害であり、戦場とは逆に祖国には頼れる味方がいなかった事、戦争終結から7年経った今も戦争のトラウマに苛まれている事、親友のダンフォースが戦地で悲惨な最期を遂げた事をトラウトマン大佐に吐露して泣き崩れていた。
長年の苦しみを打ち明けたランボーはトラウトマン大佐の説得を聞き入れる形で投降。そのシーンを最後に物語の幕を閉じた。
(メタ的に言えばシリーズ化の都合であるが)劇中で口にした「何も終わっちゃいないんだ」という言葉がランボー自身のその後の人生にも大きな影響を残し続ける結果となっている。
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