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偽旗作戦

にせはたさくせん

「偽旗作戦」とは、戦争を起こすにあたって「大義」を偽装することである。
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概要

「偽旗作戦」とは、戦争を起こすにあたって「大義」を偽装することである。攻撃手を偽る事で進める軍事作戦であり、謀略的な特徴がある。


古くは海賊海賊旗を隠して、自国以外の国旗を掲げて標的の船に近づいたり、敵に白旗などの降伏を意味する旗を掲げて近づいた船を逆に乗っ取るといった騙し討ちをする手法から由来している。


例として、自国の軍民が他国やテロリスト等からの武力攻撃を受けたかのように偽装して被害者であると主張したり、あるいは緊張状態にある両勢力間で漁夫の利を狙い、いずれかの側から攻撃が行われたように思わせて戦争を誘発させるといった行為である。


作戦そのものが目的のと別の作戦の目的の手段として行うものとの2種類に分かれる。



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自作自演 マッチポンプ 謀略 なりすまし 口実 でっちあげ


実例

満州事変関東軍が始めた軍事作戦。大日本帝国は当初は不拡大方針を示していたが、結局追認する事になり戦争の泥沼にハマっていった。


冬戦争ソビエトが開戦の口実を得るために、マイニラ砲撃事件を引き起こしている。


ナチスドイツポーランド侵攻及びバルジの戦いで行っており、前者は満州事変冬戦争での事例の様にグライヴィッツ事件を引き起こし、後者は鹵獲した連合軍の装備で後方の撹乱を狙ったグライフ作戦を起こしている。


ウクライナ侵攻:侵攻前にドンバス地方にて複数の「事件」が発生した際、ロシア側はプロパガンダを流していたが、事前に察知したアメリカ政府の警告や調査団体のベリングキャットの特定作業によってロシア側の仕込みが判明している。

そのため、ロシアは「ウクライナは対ロシア戦用の核兵器を開発している」として全世界に告発、さらには「チェルノブイリ原子力発電所の燃料を利用して汚い爆弾を開発」し、「生物化学兵器を開発している」と主張している。

この主張に対して、ロシアがウクライナに対して生物化学兵器及び核兵器を使用する事の正当化する口実なのではと危惧されている。


偽旗作戦が登場する作品

タクティクスオウガ主人公が属する少数派民族が5,000人収容されている収容所で、対立する多数派民族内の対立と少数派民族の決起を促すため、多数派民族陣営の仕業に見せかけて収容されている少数派民族を虐殺する作戦が行われる。


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