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CV:井口祐一

概要編集

 駒王学園2年生。駒王学園生徒会書記(兵士)。

 元は人間で、生徒会長のソーナ・シトリーを主として悪魔に転生した。両親とはすでに死別しており、弟妹をたまたま召喚したソーナの庇護のもと悪魔稼業で稼いだ金で養っているなど、グレモリー眷属にも引けを取らない不遇な過去を持っている。


 主であるソーナに好意を抱き、彼女とできちゃった結婚することを夢見ているが、同時に中級・下級・転生悪魔に対する純血悪魔の差別意識に憤慨しており、ソーナを助けてレーティングゲーム学校の先生になることを目指している。

 また兵藤一誠とは悪魔に転生した時期が同じであり、嗜好や思考が似通っている。当初は一誠に対してその悪評からの軽蔑や嫉妬心を抱いていたが、後に自身の夢を打ち明けたことがきっかけで親しくなっている。


 主にベタ惚れ、神器がドラゴン、ど根性キャラ、駒が兵士で複数消費、眷属の仲間を複数惚れさせている(そしてなかなか気づかない)など、あらゆる要素がイッセーと被っている上、主からは恋愛方面で見ないようにされている、イッセーは二天龍だが匙は五大竜王、駒価値は半分、懸想している女の子の数は倍どころの騒ぎじゃない・・・と、ほとんどの要素でイッセーに劣っている。

 そのため劣等感を抱いていたが、レーティングゲームで夢をかなえるために一念発起。相手の力を吸い取る神器で血を吸い取り、ゲームシステムを利用し出血多量で強制退場させるという作戦を正面から殴り合いつつ敢行。先にリタイアしながらも血だけは吸い取り続けることで、禁手状態のイッセーを上位クラスの力を使わずにたった一人で相打ちに持ち込むという作中でも類を見ないジャイアントキリングを遂げた。試合におけるMVPとして、オーディンからの名指しの称賛と冥界政府からの賞の授与が行われるほどの健闘を遂げた。

 そも箇条書きすれば下位互換に思えるが、イッセーが宿す赤龍帝と匙が宿すヴリトラは能力の方向性などが全く違い、単純なスペックだけでの比較が難しい。駒価値に関してもイッセーと同様に孤後天的に大幅強化されているため通常の基準では判断しづらい。ついでに言うと頭脳戦が主体のボードゲームで勝負した際には完全なワンサイドゲームになるなど、イッセーより優れている面も多々ある。アザゼル杯ではシトリーチーム内で唯一イッセーを単独で打倒可能と両チームに判断されるなど、そのポテンシャルはかなり高い。ただし恋愛面に関しては、一名に「ソーナを堕とすまで待てない」と見切りを付けられるほどイッセーに完敗している。


 上述のレーティングゲームで赤龍帝の血を取り込んだためか、神器の中のヴリトラの魂が活性化。北欧の悪神ロキとの闘いの際には、神の子を見張る者の有するヴリトラの分割された魂を核とする神器の全てを移植し、ヴリトラの意識を復活させるという豪快な改造手術を経て、新たなる龍王として大幅強化。原作17巻では禁手に到達し、名実ともにシトリー眷属最強戦力と化す。ちなみにアザゼル杯での駒価値は歩兵で5。神滅具である獅子王の戦斧そのもののレグルスと同格の駒価値であることから、神滅具級の能力を保有するといっていい。


 原作19巻以降は、真羅椿姫から生徒副会長を引き継いで新会長になったゼノヴィアを、生徒会に残留した巡巴柄草下憐耶仁村留流子、新書記の加茂忠美百鬼黄龍、新会計のミラーカ・ヴォルデンベルグとともに支えている(ソーナ・椿姫・由良翼紗花戒桃は生徒会を脱退する)。ただし、生徒会としての方向性がゼノヴィアの気質に従って武闘派集団と化しており、他のメンバーがゼノヴィアのノリに乗っかる場合が多く、暴走することも多いため、心労が絶えない環境になっている。


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