とても優しく、おおらかな性格のでんこ。人のために何かをするのが好き。あまりに献身的なので、周りに心配されることも……。(アプリの説明より引用)
「誰かのお役に立つことがわたくしの一番の喜びです」
概要
黒髪ぱっつんとリボンが特徴的なでんこ。巫女のような格好をしている。
背は高いわけではないが、なにげにスタイルがよかったりする。
ハルの事を気に描けたり、マリンに良い評価を受けてたりする、とてもいい子。
一方で大雨や台風が苦手で、遭遇すると取り乱して外出中でも帰ろうとするほどの筋金入り。
名字の由来は宮崎県日南市南郷町中村乙にある日南線の駅、南郷駅から。下の名前も3駅隣の日南駅に由来する。
衣装のカラーリングや手に持っている木のモチーフは特急列車の「海幸山幸」からであろう。
プロフィール
でんこNo | 41 |
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タイプ | ディフェンダー |
属性 | heat |
誕生日 | 10月10日 |
スキル | にちなの祈り |
キャラクターデザイン | いぬ |
スキル
にちなの祈り
スキルを発動している間、にちな自身が2駅以上保持している時にHPが0になった際、一番リンク時間が長かった駅を先頭車両(にちなが先頭なら2両目)のでんこに渡してリンクを継続させる(リブート時に攻撃を受けた駅は対象外)。
ただし先頭のレベルが自分より低くないと発動できない※。
いろはと比較すると、任意発動ができない代わりに、効果時間内なら何度でも発動するという点で優れている。
発動は狙いづらいが、激戦区に飛び込む際に発動しておけば、その際に倒されてもリンクは無駄にならずに済む。にちなはディフェンダーの割にはHPは控えめな分APが伸びやすく、ディフェンダーのためにみことのサポートも受けられるため、都市駅にアクセスする際は狙っていこう。
ただし、「アクセス・被アクセス時に発動するスキル」扱いなのでレンなどに無効化される場合もある点には注意。
ちなみに3駅以上リンクしている時にいちごと同時に発動すると、以下のような挙動となる。
- アクセスされた駅→相手でんこがリンク
- 一番リンクが長かった1駅→自軍の先頭でんこに明け渡される
- 残りの駅→にちながリンク継続
スキルレベル1の時点では効果時間は30分間。
レベルが上がると効果時間が延長される。
※2022年7月のアップデートまでは先頭のレベルに関係なく発動できた。というのも、本人のレベルが低い場合に後ろの番線でリブートした際、対象が高レベルでんこだと弱いでんこのみがアクセスできるはずの後ろ番線に強いでんこが入ってしまうという事態が問題視されたためだと思われる(その辺りはエステルのページも参照)。同時に他のリンク譲渡系スキルであるいろはとルカも同じ仕様変更がされている。
バージョンアップ
「これからも皆さんのためできることをしたいのです」
2024年9月20日実装。
メモリーズフォームでは桜の飾りが増加し、より神々しい印象に。木の枝には鈴やリボンといった装飾が付き神楽鈴のようになった。
また、スキルに「レベル92以上では最も長いリンク時間の駅が1時間以内の場合DEF増加」という追加効果がついた。自己強化が追加されたことにより受け渡し時間を長くできる。
いろはにも言えるが、バージョンアップ済のでんこにもリンクを譲渡できるようになったのも評価点。
関連項目
ステーションメモリーズ! 駅 南郷駅 日南駅 日南線 海幸山幸
以下、でんこな話ネタバレ注意
晴れた日に遠出することにしたマスターとにちな。しかし雲行きが少し怪しくなり、そろそろ台風が近付いてくるという話を聞いたにちなは卒倒してしまう。
そこに現れたのは、以前出会った他のマスターのハルだった。
ハル「にちなはね、強い台風で傷ついたでんこの生まれ変わりらしいんだ
生まれ変わりっていうか、その子をベースに作られたんだよ」
ハル「その子が完全に消えてしまうのはかわいそうだって、奪取er協会の人たちが……
以前の記憶はにちなにはほとんど残ってないらしいんだけど
たまに、思い出しちゃうことがあるみたい」
ハル「にちなって、すごくお節介でしょ?献身的っていうか
たぶん、自分が生まれる前に誰かが犠牲になっていたことを感じているんじゃないかなぁ」
ハルが去ったあと、にちなは意識を取り戻した。
無理矢理連れ出したことをマスターが謝罪すると、にちなは語り始めた。
「わたくし、そこまではっきりとは覚えていないのです」
「ただ、天気が荒れてしまうと、なんだか心が落ち着かなくて……取り乱してしまいます」
「強い雨風を見ていると、なんだか過去の思い出がよみがえるような気がして……」
にちなは、元々台風で破損したでんこをプロトタイプにして誕生したでんこだった(なお、これは極秘情報らしく、ハル曰く「言ったら偉い人に怒られる」とのこと。また、にちな本人も詳細は知らない)。しかし朧気に記憶が残っており、雨の日や雷、台風で取り乱してしまうのはそのため。また、他人を犠牲にして生まれたからこそ、相手に尽くすことが自分の使命だと思っていた。
「マスターのお役に立つことが、今のわたくしの使命だと思います」
「マスターに喜んでいただけると、なんだか心が暖かくなって
心の中にいるもう一人の自分が喜んでいるような……そんな気がするのです
……なんて、おかしな話ですよね」
余談
このエピソードの元ネタは、「海幸山幸」の辿った歴史に由来している。
元は高千穂鉄道の観光列車「トロッコ神楽号」。しかし2005年に発生した台風による土砂崩れなどの災害で全線運休となり、そのまま復旧せず廃止された。その後トロッコ神楽号はJR九州に引き渡され、「海幸山幸」として再運行されている。