概要
てんとう虫コミックス39巻及び、藤子・F・不二雄大全集15巻に収録。
この針で刺したものは一瞬のうちに厚みを抜き取って薄くでき、持ち運ぶのに便利になる。水をかけると元の厚みに戻る。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版
- 1986年12月26日放送
- のび太は思わずジャイアンの打ったボールを避けてしまい、これにより特訓を強いられ、ボールが顎に当たって倒れてしまった。スネ夫達もこれを見て笑っていたが、彼らも特訓をすることになるが、スネ夫ボールが早すぎて取れないからお手柔らかにと、お世辞を言って自分だけ手加減してもらうことにした。
- スネ夫が最近駐車違反の取り締まりが厳しくなっていると、説明する描写があり、練習ができなくなるとジャイアンは他の遊びをしようかと言いかけるが、皆は何かしら理由を言って逃げてしまい、のび太もこれに便乗して理由を言って逃げることにした。そしてジャイアンは皆が帰ってしまったことで、車に八つ当たりし、蹴っているが逆に自分の足を痛めてしまった。
- ドラえもんはパパにこの道具の性能を見せた後、ママに頼まれタンスにこれを使用して、裏に入ってしまった財布を取ってあげている。そしてお礼として100円もらっている。このため、のび太はドラえもんから道具を金儲けのために使っちゃいけないと言われた際、この100円の件を持ち出している。
- スネ夫は平面化したジャイアンを散々踏んずけた後、鼻も噛んでいる。そしてそこに幼児がやって来てトラックも走ってきたため、スネ夫はこの子をかばったが、これによりジャイアンは砂埃まみれになってしまった。その後スネ夫は他の男子にジャイアンを渡したが、すぐに捨てられてしまったため、風に舞いあげられて空中を飛んだ後、空地の土管の上に落ちた。
- ラストではスネ夫も心配になって空地にやってきており、ドラえもんとのび太は、車を下ろせと言う車の持ち主たちと、ジャイアンを恐れて車を下すなというスネ夫との板挟みにあっている。
水田版
- 2016年10月21日放送。
- サブタイトルが「ペラペラジャイアン飛んでった！」に変更。となみにこの時、画面には平面化したドラえもんが漂っていた。
- 男性が空地に車を止めた理由は、他の駐車場が既に満員だったからで、男性や乗っていた車は原作とは違う見た目に変更されていた。
- のび太はドラえもんを協力させる際、どら焼きも話の中に入れており、ドラえもんは半ばこれに惹かれる形で協力することにした。
- 空地に車を止めにやって来た人の数は原作より多めになっており、ドラえもんとのび太は空腹になったので、これで得た資金でおやつを買いに行くことにした。そしてその道中でガッカリしたスネ夫と会い、スネ吉と一緒に高井山で紅葉を見ながら豪華な料理を食べるともりだったが、スネ吉が来れなくなったことで家で食べることになったと聞かされると、ドラえもんとのび太は料理や家具などを平面化し、しずかも誘い高井山行くことにした。
- だがそこにジャイアンが野球の練習を始めようと誘いに来たので、ドラえもんは逃げようとしたが、その中でジャイアンが平面化してしまい、やって来たしずかがジャイアンを絵だと思って巻いて先ほどの料理や家具が入った籠の中に入れてしまった。
- この後ドラえもん達はマットの上に料理や家具を元に戻し、紅葉を楽しんだが、スネ夫が平面化したジャイアンを見つけ顔に落書きをしたり踏んづけたりしたが、本物だと分かるとドラえもん、のび太とどうしたらよいか悩むが、ジャイアンは風で山のかなたに飛ばされてしまった。そしてジャイアンはドラえもん達を恨みながらも空から紅葉を楽しむが、地面に降りた後に鹿に蹴られたり、リスに齧られた後、ウリ坊を連れた猪に踏まれ、川に落ちて元に戻った。
- このためラストでドラえもんとのび太は、元に戻り怒り新党のジャイアンと、車の持ち主達からの板挟みにあっている。
