淀みが動き始めた…
また移り行くのか…
逃れ得ようはずもない…
求めようとすることが、生の定めならば…
だが、だからこそ…
霧の中の答えを求めるのか
概要
ゲーム終盤のエリア「祭祀場」の最深部に鎮座する巨大な竜。
正確にはボスキャラではなく友好NPCであり、戦う必要も倒す必要もない存在。
直前に会う緑衣の巡礼からも「争ってはなりません」と忠告されるうえ、
それを無視して攻撃すれば罪人として認定されてしまう。
接近して会話すると、謎めいた言葉と共に「灰の霧の核」というアイテムを渡される。
これを利用して「巨人の記憶の世界」を巡らなければ最後の地「渇望の玉座」へは辿り着けない。
また、公のフレイディアが守護していた古竜の死骸の近くで使うと「古龍の記憶」へ移動。
記憶の中で古竜の頭を探索すると「古の竜のソウル」が手に入る。
その正体は謎に包まれており、「古の竜のソウル」の説明文からは、その名の通り古から存在し、世界を傍観する存在であることが読み取れる。更に緑衣の巡礼の言葉によると、彼女を生み出し名付けた存在もこの古の竜であるという。
一方、ヴァンクラッド王の兄・アン・ディールは「巨人を利用して竜を生み出そうとしていた」と言われており、祭祀場が「アン・ディールの館」の奥にある事から、白竜シースや黒竜カラミットのような本物の古竜ではなく、アン・ディールが造り出した人造の竜である可能性が高い。
緑衣の巡礼も自らを「人によって生み出された竜の子」と名乗っており、倒した際に「古の竜のソウル」ではなく「巨人たちのソウル」が手に入る事からも、人造竜説が濃厚である。ただし、そうだとすれば古の竜と「古の竜のソウル」の関連性は分からなくなる。
また、前作以後に生み出されたとすれば、名前ほど「いにしえ」の存在でもないことになる。
ボスとして
前述の警告を無視して攻撃し続けていればやがて敵対し、交戦状態に陥る。
もし撃破に成功すれば大量のソウルと武器強化アイテム、「巨人たちのソウル」が入手できる。
武器はその巨体による物理攻撃と、口から吐き出す猛烈な火炎。
本作最大級の巨体から繰り出される物理攻撃には即死級の破壊力があり、
火炎は攻撃範囲が広いうえに発射時間が長く、盾受けしても防ぎきれず焼け死ぬ可能性が高い。
特に飛び上がってからの火炎は周囲の広範囲を焼き尽くすので回避もままならない。
普通に戦いを挑むならば物理・火炎耐性の高い防具で全身を固め、更にファロスの仮面+炎晶石の指輪+全ての退魔の指輪+激しい発汗(呪術)+小さな橙の実(消費アイテム)で火炎耐性を極限まで強化して挑むしかないが、それでも周回を重ねれば耐えきれなくなっていく。また、白霊のヴァンガルの首や肉断ちのマリダを呼ぶことも可能だが、火炎に焼かれてすぐに消滅してしまうため焼け石に水である。
実は顔面付近や後ろ足の辺りが安全地帯に近く、前方への火炎や踏みつけを回避出来れば反撃の機会は多い。飛び上がってからの火炎も予備動作を見てから全力後方ダッシュすればなんとか逃げ切れる。あとは多大なHPを削りきれる根気さえあれば勝機は掴めるが……緑衣の巡礼の言葉通り、戦いを挑まないのが一番なのかもしれない。