問答/無用。攻撃を開始する!
神罰/必然!
プロフィール
概要
『Fate/Grand Order』に登場するバーサーカークラスのサーヴァント。
第2部4章『創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ』における異聞帯の王配下である「神将(ローカパーラ)」の一騎であり、彼から富と財宝の神クベーラの神性を与えられている。
これまでにも登場していた哪吒が別クラスで召喚された存在であり、公式では明言されていないが『オルタサーヴァント』に近いと言える。
真名
天界きっての精鋭武将、中壇元帥・『哪吒太子』。
元はインド神話の神性であるナラクーバラが道教に取り入れられた存在であるため、異聞帯の舞台であるインドにも縁深い英霊である。
今回はバーサーカーであり、生前の「乱暴者」であった時代に近い側面で召喚された状態。
人物
一人称は「我」。
喋り方は「○○/~。」というように、初めに二文字の単語を言った後にスラッシュを挟み、続けて文章を話す、という独特のもの。
ランサーの哪吒と比較すると金髪で褐色肌に変わっており、衣装は黒っぽくなっている。立ち絵や戦闘グラフィックは既存の物の流用と思われる。
性格はランサー時とそこまで大きな差はないが、バーサーカークラスである影響なのか相応に好戦的になっている。「神将」としての職務には真面目。
カルデアのサーヴァントとして同行していたランサーの哪吒が偵察飛行しているところを奇襲し、撃ち合いの末に撃破、消滅させた。
主人公たちに対しても「たとえ『他の哪吒』を知っていようとも、それはこの『哪吒』ではない」と告げて戦いを挑んでくる。
能力
富や財宝をつかさどるクベーラ(毘沙門天)の権能により、ランサー時よりも使える『宝貝(パオペエ)』の数が大幅に増えている。これらを『王の財宝』の如く自在に操ることができるようで、主人公側に同行していたランサーの哪吒を倒している。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|---|
神たるアルジュナ | ? | ? | ? | ? | ? | ? |
保有スキル
多数の宝貝をスキルとして使用する。
なお、この宝貝は封神演義で使われたものと西遊記で使われたものが混ざっている。
道術(A) | ランサー時と同一。Q性能&B性能&クリティカル威力アップ。 |
---|---|
乾坤圏 | けんこんけん。共通使用。攻撃力アップ&必中付与。 |
風火輪 | ふうかりん。共通使用。回避&防御力アップ。 |
九竜神火罩 | きゅうりゅうしんかとう。封神演義で使用。敵全体にやけど。 |
混天綾 | こんてんりょう。封神演義で使用。弱体無効&HP回復量アップ。 |
陰陽剣 | いんようけん。封神演義で使用。攻撃力アップ&チャージ増加。 |
降魔杵 | ごうましょ。封神演義で使用。敵全体の攻撃力ダウン。 |
斬妖剣 | ざんようけん。西遊記で使用。攻撃力アップ&クリティカル威力アップ。 |
縛妖索 | ばくようさく。西遊記で使用。毎ターン終了時に敵1体にスタンを付与。 |
砍妖刀 | かんようとう。西遊記で使用。攻撃力アップ&クリティカル発生率アップ。 |
綉毬 | しゅうきゅう。西遊記で使用。敵全体のHP減少。 |
宝具
羅車幽精 火尖鎗(らしゃゆうせい かせんそう)
- ランク:不明
- 種別:不明
- レンジ:不明
- 最大捕捉:不明
「宝具開封。桃園仙術式目、三魂飛んで七魄霧散!――これ即ち火尖槍!炎上!」
真名は異なるが、モーション及び効果はランサー時と同じで【自身の宝具威力をUP(1T)+敵全体に強力な攻撃+やけど状態を付与(5T)】。
関連タグ
Fate/GrandOrder サーヴァント バーサーカー(Fate)
以下、本編のネタバレがあります。
本編での動向(第2部4章ネタバレ注意!)
神たるアルジュナの支配する異聞帯を乱すものとして主人公たちに戦いを挑んでくる哪吒だったが、無数の宝貝を使い続けたことで霊基に限界が来てしまう。
しかし、それは傍から見ても明らかに「無駄遣い」な戦いであり、自滅とも言える行動だった。
この異聞帯の哪吒に与えられた神性はクベーラ、すなわち哪吒の父である「托塔李天王」と同一の神性である。
そして哪吒は父親と数々の因縁があり、一言では言い表せないような複雑な感情を抱えている。しかも、バーサーカーである「乱暴者」の側面で召喚された哪吒はちょうど父親との距離感が最悪だった時代に近い精神性にあった。
哪吒にとって、自分の体に因縁の相手である父の神性が入っていることはどうしても許せなかった。しかし召喚者であるアルジュナは圧倒的な神であり歯が立たない。そして、万が一この感情を「不出来」なものとしてアルジュナのユガで消された場合、哪吒の体にクベーラの神性が入った到底許せない「傀儡」が残ってしまう。絶対に認められないことだった。
それでも何とか忘れようとしていたのだが、父の神性に縛られていない「我」でない「ボク」こと「カルデアの哪吒」と出会ってしまい、「呪」のような怒り・憎悪・嫉妬に駆られる。
しかしカルデアの哪吒を倒しても「呪」は溶けず、遂に自分の不完全さ、醜さをごまかしきれなくなった哪吒は自滅覚悟で主人公に挑み、敗北。
最後にはいつか「不出来」でない本来の「ボク」を見せたいと告げて消滅した。