概要
「学校の怪談」に伝わるババア系妖怪の一つ。「よじばば」、「四次元ババア」など様々な呼び名があるが、決して便利な道具を出してくれる親切な婆さんなどではない。
特定の時間帯に現れるとされる妖怪で、この妖怪は4時44分44秒と言う不吉なゾロ目の時間(※1)に出現するとされ、様々な方法で児童を害する妖怪だとされる。
よく出現する場所としてはトイレの中とされ、「赤い色と青い色どっちが好き?」と聞いてくる。もし、前者を選べば「レッドマフラー!」され、後者を選べば血を抜き取られて真っ青になってしまう。助かりたければ「黄色」か「四時ババと肌色」と答えればいいらしい。四時ババ色がどんな色を指すのかは筆者もわからない。四時婆が好きな色とかそんなんだろう。多分。
この他にも4次元へ連れて行くだの、トイレに閉じ込めるといった悪さをするとされ、どれもシャレにならない。
3がゾロ目になる時間帯に出現する「三時婆」と言う亜種もいるが、こちらは声の怪異として扱われる。なお、キリスト教では4よりも666が不吉な数とされるが、この国は西洋ほどキリスト教が浸透していない為、「六時婆」はいない。いたらいたで手に負えなさそうであるが。
ポプラ社の「学校の怪談大事典」によれば「十二時ババ」や「五時ババ」もいるとのこと。流石に深夜の学校に用を足しに行く人なんていないのでそれっぽい時間に出そうな婆の記載はない。
(※1)午前午後や日付にはこだわらない性分らしく、上述の時間帯であれば、4月4日でなくともいいらしい。
関連タグ
逢魔時:妖怪に類に出会いやすい時間帯の事。