「そう、憂国の戦士、国防仮面!!」
概要
アニメ「結城友奈は勇者である」のDVD特典『結城友奈は勇者であるS』及び「結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-」にて登場する謎の少女。人知れず困った人を助ける憂国の戦士。
その出で立ちは旧日本軍海軍将校を彷彿とさせる。
マスクの色は『結城友奈は勇者であるS』では白だが、アニメでは赤になっている。
その正体は言わずもがな東郷美森。壁を破壊して世界を終わらせようとしてしまった罪悪感から勇者部の仲間にも正体を隠し、讃州市の平和と正義を守ることを志した。
とはいえ、後述する理由で元から正体を知っていた園子を除くと、実際に遭遇した犬吠埼姉妹と夏凜には正体バレバレであり、気付かなかったのは本人からカミングアウトされるまで気付かなかった結城友奈だけ。
結局は活動を止められた、のだが…
時系列上では初登場は「鷲尾須美は勇者である」の頃(地上波では第3話)。乃木園子が夢の中で見た鷲尾須美がこの姿に扮していたということを須美本人に語ったのが最初。聞かされた須美は満更でも無い反応を返しており、1年生歓迎のレクリエーションで須美は海軍将校、園子は陸軍将校に扮する事になったが、当然、幼稚園を卒園したばかりの少年・少女には刺激が強く、共犯の三ノ輪銀ともども安芸先生に「やりすぎ」と叱られる結果となった。アイキャッチのカットイラストを見る限り、衣装も没収されてしまった模様。そのあと居眠りをしていた園子の夢の中では安芸先生がこの格好をして園子達3人に「一週間うどん禁止」を告げている。
また、制服の色が異なる国防仮面2号なる人物も登場している(こちらの中身は乃木園子)。3人目の国防仮面は誰になるのだろうか、と思っていたら…
なお、レクリエーションで披露された「国防体操」(作詞作曲および歌:わしおすみ)は、後にスピンオフの『結城友奈は勇者部所属』で勇者部一同も東郷の指導のもと行っている。風曰く「なんか色々ツッコみたいけど、東郷が怖くてツッコめない」とツッコミを放棄し、夏凜からツッコむようツッコまれた。
『結城友奈は勇者である -勇者の章-』では第1話に回想という形で登場。
みずからの意思で「天の神」の祟りを抑える巫女になり、勇者部部員の記憶に美森が始めからいなかったかのように改竄したのだが、「東郷美森」の存在を思い出すのに、よほどインパクトが強かったのか、トラウマが大きかったのかわからないが、「国防仮面」を触媒にしてようやく「東郷美森」が勇者部にいたことを思い出している。
悪者をとっ捕まえるなど特典よりも行動がアグレッシブになっており、その雄姿を目撃した風を含む讃州市民は異様な光景に明らかに引いていた。
花結いのきらめき
白鳥歌野の誕生日イベント「対決!国防四天王」にて悪役を演じる事になった際、風に怒られた東郷がとっさに国防仮面を名乗るが、「国防仮面が悪事を働いて大丈夫なの?」と相方の友奈にツッコまれ、苦し紛れに毒毒国防仮面と名乗り直した。しかも発起人たる園子がこれに悪ノリして「国防四天王」を名乗る始末(3人しかいないにもかかわらず。のちに飛び入りが加わって5人になった。一人足りないのは、約一名勧誘を断った人物がいたため)。
また、防人歓迎会での隠し芸対決では、須美と園子(小)が国防体操を披露した。
さらに密かに活動も続けていたようだが、あまりに人目に付かないよう活動していたせいで「人が急に気絶する」という七不思議の元凶になってしまっていた。
その後は風により活動禁止を言い渡されていたが、イベント「復活!憂国の戦士たち」では東郷と須美によるまさかのダブル国防仮面が実現した(こちらは東郷が壱号、須美が弐号となっている)。
東郷「国を護れと人が呼ぶ!」
須美「愛を護れと叫んでる!」
東郷・須美「憂国の戦士! 国防仮面、見参!」
イベント「創れ!彩りの文化祭」では、徹夜明けテンションでハイになった土居球子と郡千景が戦闘をしながら二代目国防仮面を名乗る事態に(徹夜中、国防仮面の事に触れていたため)。当然本人達からはいろいろツッコまれたが。
結城友奈は勇者であるちゅるっと!
第11話「饂飩ノ正義ハ我二有リ」でダブル国防仮面が登場し、ダークネス園子とうどん対決を繰り広げた。
余談
風は「夏凜がにぼし仮面として真似しそう」と発言していたが、『勇者の章』ではまさかのにぼし仮面想像図まで明かされてしまった。