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坐殺博徒

ざさつばくと

坐殺博徒とは、漫画『呪術廻戦』に登場する呪術師・秤金次の領域展開。
目次 [非表示]

「ルールは簡単!!図柄を3つ揃えれば大当たり!!」


概要編集

呪術高専東京校3年生の呪術師秤金次の使用する領域展開


作中に存在するパチンコ台CR私鉄純愛列車1/239ver.を領域内に具現化し、演出による攻撃や『当たり』によって秤自身にバフをかけるといった領域効果を持つ。


領域展開・術式開示編集

領域展開時には弁財天の手印を結ぶ(左手の手印のみでも展開可能)。領域内の風景は台のモード・ステージ演出を再現したものとなる。


領域展開時に必中効果を利用して相手の脳内にルールが流し込まれ、パチンコのルールを強制的に理解させられる。が、9割方は演出とキャラ設定に関する何の意味もない情報の上、肝心の大当たりの内容は「当たってからのお楽しみだ!」とバッチリ隠蔽されているというクソ仕様。対戦相手にとって重要な部分は「大当たりの確率は約1/239」と「確変突入率は約75%」くらいで、シャルルには「私の脳にゴミのような情報を流すんじゃなぁい!!」と言われてしまった。

台に関する詳細なデータは「CR私鉄純愛列車1/239ver.」へ。


なお日車寛見誅伏賜死同様に、必中効果が無害で相手への干渉も最小限(術式開示のみ)である事と引き換えに、領域同士の押し合いに強く、更に術式の発動速度も、領域を食らった相手が領域を認識して領域対策を発動しようとするより先に術式が完遂されてしまう程。これまで語られてきた対領域展開の対抗策『相手の領域展開に対して自分も領域展開を行う』『簡易領域の展開』もあまり意味を成さず、秤を倒すか終了まで耐え切るかまでゲームに付き合うしかないという、対戦相手からすればかなり厄介な性質も持っている。(ただし前者に関しては、漏瑚の領域を五条悟が完全に上塗りした例があるため、圧倒的な呪力差があればゲームを強制終了させられる可能性もある)



効果編集

パチンコの予告演出を具現化して発動することができ、結果に応じてリーチが確定。連続してリーチの演出(リーチアクション)が発生する。リーチアクションには敵も術者も干渉は出来ず、結果が出るまで見守るしかない。

図柄が揃って「大当たり」を引くことが出来れば、術者は後述のボーナスを与えられる。


ものすごく分かりやすく言うなら、『領域内で秤がパチンコを打つのに強制的に付き合わされる状態』であり、秤が大当たりを引く前に秤を倒すことが求められるが、ゲーム内の効果(予告演出など)を利用して秤は時間稼ぎを行う。


上記のゴミ情報に関しては、術式の開示にあたるので術式効果の底上げに貢献しており、演出も相手を混乱させる効果があるなど、合理的な理由もあったりする。

これに加え領域の特性上、当たりを引くのを防ぎたい相手にとって揺さぶりや油断を与え駆け引きを生むこのゴミ情報や可視化される派手な演出は戦術として非常に理にかなっており、自ずと己のペースに持っていける為あながち無駄とは言い切れない。


まとめると、対戦相手にゲームを強制するのではなく、秤がただゲームをする領域展開である


予告演出編集

秤の攻撃手段であり、「CR私鉄純愛列車」にリーチをかけるトリガーたる要素。領域展開していない場合であっても、これらの演出は単なる術式としてある程度使用する事ができる。

演出の色によって期待度が異なり、演出の発動自体は自由にできるものの期待度が高い色を引けるかは運次第となる。


  • 保留玉

パチンコ玉を具現化して指弾として射出する。あまり威力はなく、あくまで演出目的の牽制として使うようだ。

  • シャッター

電車のドアを具現化する。相手をドアのあいだに挟んで攻撃する、視界をふさいで目くらましする、足を狙って相手を空中に追い込むなど、汎用性が高い。

  • 疑似連

リーチ予告が起きてもリーチにならず、また予告が起きてもリーチにならず、3回目の予告で激アツリーチの演出が出て、4回目で当たり確定という演出が全て1つの攻撃(実際のパチンコでは保留玉)で起きること。簡単にいえば実際は1回分の攻撃を、複数回の失敗を経て遂に成功したかのように見せる演出。

この疑似連を使った場合、秤の対戦相手には秤が保留玉やシャッターを使った演出を使っていないように見える。しかし実際にはリーチに入っており、「疑似連に入ると演出が最初に戻る」というパチンコの仕様がこの領域では秤の受けていたダメージが一連の攻防の前に戻るというものになっている(劇中ではガラスが割れたような描写で奥から無傷の秤が現れる。この時秤が回復していたのは反転術式ではなくこの疑似連の効果。)

1回成功するだけで大当たり確率が20%を超え、更には演出中のダメージを無効にする強力な演出だが、通常時は不発のリスクが高い。そのため基本的に確変時以外では使用しない。


大当たり編集

「坐殺博徒」で大当たりを引くと、ボーナスとしてラウンド中(大当たり直後、私鉄純愛列車主題歌『あちらをタてれば』が流れている4分11秒間)術者には無制限に呪力が溢れ続ける

その凄まじい呪力量と出力により、単純な呪力の身体強化では防ぎづらい呪力特性や術式効果さえもほぼ無視できる。秤自身は反転術式を習得していないが、無限に溢れる呪力で肉体が壊れないように反射で肉体が反転術式を発動する為、大当たり直後の4分11秒間はどんな傷を負っても忽ち回復する完全な不死身となる


※ちなみに作中で四肢欠損状態から即座に再生するレベルの反転術式を披露した人間は、秤を除けば宿儺・五条・日車(作中最強の2人と天才)のみ。対峙した裏梅はその再生速度を「その一点のみなら宿儺様や五条悟を凌駕する!!」と評していた。


そして、ラウンド中に呪力と焼き切れた術式が回復するため、曲が終わると同時にすぐさま領域を展開できる。

つまり、大当たりを引き続ける限り何度でも連続して領域展開が可能となる。

またパチンコの演出進行は前回から引き継がれるため、そのまま確変に突入すれば次の大当たりの可能性が大幅に上がる。

最初に大当たりを引く確率がかなり低いことが縛りとなっているためか、一度当たれば高確率で連チャンに突入する仕組みになっているようだ。

なお秤は「MAX機でも30回以上ハマったことがない」と豪語しており、言葉通りに受け取るなら大当たり率が1/400程度の機種だろうと30回転以内に当てている豪運の持ち主である。


余談編集

  • 18歳未満やギャンブルをしない読者にとってはルールの説明をされても訳が分からないことを危惧してか、単行本の作者コメントページでは「なんとなくで読み飛ばして大丈夫です」「体験型のゲームで当たりを引いたらめっちゃ強くなるとだけ分かって貰えれば大丈夫です」とバッサリ切り捨てられている。



関連タグ編集

呪術廻戦 秤金次 領域展開 CR私鉄純愛列車1/239ver.

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