概要
CV:近藤浩徳
ギルド傘下の組織「新大陸古龍調査団」の第1期団のリーダーであり、現在5期団まである全調査団を統べる人物。ただし、組織の指揮運営は同期の総司令に一任し、自身は「古龍渡り」とネルギガンテの出現に何かしらの関連性を見出し独自の探索活動を続けていた。
本編では、調査団がゾラ・マグダラオスの新大陸侵入を阻んだ一大作戦の後に登場。
この際に主人公たちを妨害していたネルギガンテを追跡する過程で、膨大な生命エネルギーが集まる“龍結晶の地”を発見。結晶の一部を調査拠点アステラに持ち帰り、彼の地を共に調査するハンターを募った。
人物
上述通り、本編から約40年前に新大陸に派遣された大ベテランでありかなりの高齢であるはずだが、男性陣の中でも頭一つ飛び抜けた長身と筋肉質で逞しい体格の大男。獅子の鬣を彷彿とさせるザンバラの金髪が特徴で、その容貌をよく他者からラージャンに例えられる。
(同期のソードマスターだけでなく、初対面のマイペースな5期団からも言われている。)
その外見に違わず豪快で野性味溢れる人物で、基本的にはおおらかで細かいことは気にしない性格だが、何故か遅刻には厳しい。登場以降、主人公ペアを自身が発見した新たなエリアやモンスターの調査に同行するよう半ば強引に決定付けているが、その都度「遅刻厳禁!」と念押ししている。
また、同じく独自で大陸の調査を行っている竜人族のハンターは操虫棍、フィールドマスターは手持ち式のスリンガーなどを携えているが、彼は調査中も武器らしい武器は携行していない。また、最新の装備である手甲式スリンガーの代わりに、先端にナイフを結びつけたロープを腕に巻き付けている。未だ謎の多い新大陸を探索するにはどうも心もとない装備にもおもえるが、『アイスボーン』の挿入ムービーでは、このロープで難なく翼竜を捕まえて空に舞い上がったり、大岩を素手で動かして即席の盾にしたりという離れ業を随所で見せている……本当にラージャンなんじゃないの?
などと言っていたらアイスボーンにてラージャンが大団長絡みの特別任務で登場、あろうことかラージャンの登場ムービーではフィールドの岩を拾って気光ブレスを防ぐという暴挙に出てしまった。
人間関係
アステラ3階の料理場にいる料理長アイルーは、大団長の元オトモである。かつては共に最前線でモンスターと戦いに明け暮れていたが、あるとき遭遇したモンスターに右目を潰され剣を折られたことで己の潮時を感じ引退。以降は食で相棒たちを支えようと料理修行を続けて現在に至るという。
ソードマスターからは、自身の好敵手と呼ぶべき二人の人物として大団長の存在が挙げられている(もう一人は主人公の編纂者の祖父とのこと)。
その他
『アイスボーン』にて、ハリウッド映画『モンスターハンター』とのコラボイベントが展開され、実装された2つのクエストでは同作の主人公ナタリー・アルテミス(演:ミラ・ジョヴォヴィッチ)との共演を果たした。ポータルを通り本作世界に迷い込んだアルテミスが、紆余曲折を経て本項の大団長と遭遇するというストーリーが展開されるが、本クエストに限り(プレイヤーのオプション設定に関係なく)アルテミスが英語、大団長がモンハン語を喋って会話を展開するというコミカルなやり取りが描かれた。
因みに映画版にも大団長をモデルとしたキャラクターが登場しているが、アルテミスとの会話から彼ら(およびワールドと映画の世界観)が別物であることが示唆されている。なお、映画版の大団長は『ヘルボーイ』などで知られるロン・パールマンが演じている。
ラージャンの登場ムービーでの活躍は上の通りだが、ラージャンのBGMアレンジが流れ始める瞬間が大団長の登場の瞬間だったり、その狩猟後に話しかけると「親近感のようなものを感じた」と言い始めたり、ラージャンのコラ画像ネタが公式化されてLINEスタンプにもなったイージャンのスタンプに大団長が紛れ込んでいたりとスタッフもラージャンネタを狙ってやっている節がある。
ちなみにムービー中で軽々と持ち上げて見せた大岩は大団長の身長を超えるものであるが、この岩を普通の岩と仮定し、全高を2mとした場合、少なく見積もって重さはなんと20tにもなる。