CV:子安武人
概要
鋼銀河に敗北した盾神キョウヤの前に現れて、彼を利用するなどしてエルドラゴを唯一倒すことができるペガシスを持つ銀河を狙っている。
自ら試合に出ることはないが、実力は高く、キョウヤにハンデを与えた上で破り、フェニックスを追い詰める程の力を持っている。
性格は慇懃無礼で飄々とした態度と、奇行が目立っている。
髪型は前髪の一部がたれたオールバックをしており、眼鏡をかけて、イタリア製のスーツを着用している。
好物は、生ハムとゴートチーズ、そしてオレンジジュース。
また、サボテンに対して並々ならぬ想いを抱いている。
モデルは「天空の城ラピュタ」に登場するムスカ。
アニメ版での活躍
メタルファイトベイブレード
作中では専ら彼が暗黒星雲を主導しているように見受けられるが、上記の通りあくまで「幹部」である。
この理由は『4D』で明かされるが、暗黒星雲が元々は破壊神ネメシスを復活させるのが目的の組織であり、ハデスインクが実質的な主導者であるためである。
無印でハデスインクが暗黒星雲を主導しなかった理由は不明だが、当時はラゴウが覚醒していなかった上、竜牙にその存在を教えてしまうと竜牙の逆鱗に触れ、本来の目的が果たせない可能性を危惧したのかもしれない。
ともあれ大道寺はライトニングエルドラゴを操ることのできる人物として竜牙に白羽の矢を立て、暗黒星雲最強のブレーダーとして暗黒星雲を主導する立場を与え、竜牙を利用していたという構図となっている。
作中開始前、破壊神ネメシスを復活させるため、竜牙とともに古馬村に封印されていたライトニングエルドラゴの封印を解く。
そしてエルドラゴにベイパワーを吸収させ最強のベイにすることで、この世界を竜牙の物にすべく(実際はこの目的もネメシス復活の前座に過ぎなかったのだが)、エルドラゴの糧となる強いブレーダーを集めるために「バトルブレーダーズ」の開催を計画する。
バトルブレーダーズでは大会運営委員長を務めている。
バトルブレーダーズ準決勝の最中に竜牙の生贄にするために遊を捕らえ、遊を助けに来た氷魔とケンタを撃破する。
そこへ駆けつけたフェニックスと対決し、あと一歩まで追い込むが敗北する。
その後、フェニックスに負けた罰として竜牙に制裁を受ける。
メタルファイトベイブレード4D
プルートの配下として再登場し、彼の命令でラゴウを見つけ出しマヤの遺跡に連れてくる。
再登場時は白髪になり右目に傷ができている。
以前よりも性格は凶悪になっており、今まで忠誠を誓っていた竜牙に対して「虫ケラ」など罵倒する。
またエルドラゴに目を付けた目的は破壊神ネメシスの復活にあり、竜牙にラゴウの代わりが務まると期待していたことを明かしている。
遺跡に乗り込んだ銀河たちの前に姿を現し、竜牙を挑発することでネメシスにエルドラゴの力を吸収させ、完全復活させることに成功する。
その後、ネメシスが復活させた失われた王国に単独で乗り込んだ竜牙とラゴウが戦っている中、竜牙を愚弄した上に罵詈雑言を投げ掛ける。
エルドラゴとネメシスの激突の余波に巻き込まれるが、竜牙がラゴウに蹂躙される様に満足し狂笑しながら奈落の底へと落ちていった。
「最高だー! 最高だー! 最っ高にいい気分だー!! ははははは!! 最高ーーー!!」
原作での活躍
ラゴウのネメシスを奪おうとする私兵として登場。
銀河からサイボーグになった大道寺をネタにされた。
最終的には不本意ながら銀河に手を貸した。
使用ベイ
- ヴォルフD125B
バランスタイプ。原作による初代。
原作のZERO Gでは外見と同じヴォルフ改が登場した。
- ダークヴォルフDF145FS
バランスタイプ。
花輪ベンケイによると、「アタック、スタミナ、ディフェンスの三拍子そろった究極のバランスタイプ」と言われているという。
必殺転技は、高速回転させ、鋭いスピードで相手のベイに突っ込む闇狼咆哮斬(ダークネスハウリングブレイザー)」
声優について
大道寺を演じた子安武人氏は、前作『爆転シュートベイブレード』に登場した「ウラジミール・ヴォルコフ」を演じていた。
更に『ベイブレードバースト超Z』ではファイ、ハーツ役として出演した。
いずれもベイブレード界の裏で暗躍していたという点で共通している。
関連イラスト
関連タグ
メタルファイトベイブレード オレンジジュース サボテン 眼鏡
以下、ネタバレ注意!
「これからのベイブレード界を支配するのは、WBBAなどではない! 我々DNA…『ダークネビュラアゲイン』だとねぇ!!」
死んだかと思われていた彼だが、「メタルファイトベイブレードZERO-G」の第21話「伝説と悪魔の融合」(未放送版)で再登場。
転落した際、下が海だったため、なんとか一命を取り留めたが、肉体は限界を超え、回復不能だったため、精神をハデスインクのコンピューターネットワークに移植し、システム内にあったメルシーの回路と同調することで生き延びていた。
登場する際はホログラムの姿で現れ、服装は第1期のスーツ姿。
銀河とWBBAに復讐するためだけにシンクロームシステムと自らの科学力、星の欠片の神秘の力を一つにしたベイ「ペガシスバハムディア」を作り出し、ダークネビュラ復活の旗手となるブレーダーとして育成してきた破山キラをDNAのリーダーに仕立てた。
DNA本部では、ゼロとキラの勝負の最中に四足歩行の大型ロボットに乗り換えて、腕から放ったベイでキラと共にゼロを潰そうとするが、キラに一蹴される。
ゼロとキラのバトルに決着が着いた後、自ら巨大なベイに変形してゼロたちをまとめて始末しようとするが、ゼロ、キラ、銀河の3人によって倒される。
自分の機能が停止すると本部が崩壊するシステムに設定しており、最期はゼロたちを道連れにする形で奈落の底に落下して爆発した。