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天城(アズールレーン)

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あまぎ

艦船擬人化シューティングゲーム『アズールレーン』に登場するKAN-SEN(キャラクター)のひとり。モチーフは、大日本帝国海軍の天城型巡洋戦艦「天城」。

げほげほ…巡洋戦艦天城、参りました。ここなら私も力を発揮できそう...

指揮官様、まず私の敵についてご説明をお願いできますか?

プロフィール

レアリティSSR
艦種巡洋戦艦
陣営レッドアクシズ重桜
艦級天城型1番艦
イラストレーターLiduke
CV沢城みゆき
入手手段大型艦建造
自己紹介天城型巡洋戦艦のネームシップ、天城です。元々は赤城とともに空母に改装される予定でしたけど…あの天災で倒れておりました。げほげほ...はい、見ての通り体があまり丈夫ではありませんが、何卒お気遣いなさらず...
公式紹介文謀略に長ける策士で、戦闘に関しては冷徹に策を繰り出す。物腰が丁寧であり、実際の性格も言動どおりで優しいが、笑い方がどうしても意味深と捉えがちで、普段の頭脳派の振る舞いと相俟って「どう見ても悪役」との評価も...?

概要

ゲーム『アズールレーン』に登場するKAN-SEN(キャラクター)のひとり。

2018年12月27日~2019年1月17日に開催されたイベント『縹映る深緋の残響』の期間限定建造で実装。現在では大型艦建造から常設でお迎えできる。

「天城」の名を持つ大日本帝国海軍の艦艇は3隻あるが、こちらは2代目となる建造中止になった天城型巡洋戦艦の1番艦である(初代は砲艦、3代目は雲龍型航空母艦の2番艦)。

キャラクター像

容姿

姉妹とあってか赤城と似ており、あちらと違うところは髪の色がわずかに薄いのと、着物をきちんと着ている位のもの。

そして例によってご立派。

 

ちなみに太眉らしく、よく見ると赤い麻呂眉である。でも髪は茶髪……メイクなのだろうか?

人柄

__人人人人人人人人__

>  げ  ん  <

>  こ  つ  <

 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

虚弱体質でしばしば咳込んでいるが、加賀がケンカしたらオーラ(と拳骨)で黙らせるすごいお姉さん

参謀格で重桜内でも重鎮に位置するが、部屋に閉じこもることは良しとせず、前線の将兵と辛苦を共にする。……そこ、きれいな辻政信とか言わない。

将棋を嗜んでいるようで、イベント『縹映る深緋の残響』では加賀と対局していた。そのためか策や戦術を中心とした軍師のような戦い方を得意としており、また飛行機などの新しいものにも明るい(彼女は戦艦だから縁がないとか言っちゃダメ)。

主な人間関係は妹(赤城)や加賀が中心で、まず妹はヤンデレ(=同性に厳しい)ながらも天城を純粋に慕っている。後輩の一人を「無害」として恋敵(?)というか彼女独自のリストから外していた事はあったが、天城には素直に姉妹の情が勝るのだろう。ちなみに呼び方は「天城姉様」。

なんの因果か加賀もまた赤城を「姉様」と呼ぶ。

またその加賀もライバル心を抱きつつも敬意は持っている。

失望ボイスに出てくる「伯楽」とは、人物を見抜き、その能力を引き出し育てるのが上手な人のこと。

「能く上智を以て問者と為し、三軍の恃みて動く所なり」とは、孫子の一部で「よく優れた知恵者が間者(スパイとか)を動かせば、必ず大きな功績を為すに至るのである。 これは兵の要であり、全軍がそれに従って動く」という意味。つまり「優秀な上司はエージェントを通して全体を動かせる」ということで、天城はいわゆる「王佐之才」に秀でているようだ。

 

そんな彼女だが、PS4ソフト『アズールレーンクロスウェーブ』やアニメ版の世界ではどうやら既に他界しているようで、クロスウェーブでは一航戦の二人のセリフから、アニメ版では関連する面々(加賀とか)の演出からそのことが示唆されている。自称「おばけ」とか自称「幽霊」とかがいる中「本当に死亡していたキャラ」という扱いに衝撃を受けたユーザーも多いだろう。

しかし彼女が虚弱な事やこの扱いになっているのは史実を反映させたものなので、こうなるのも致し方なし。

だからといってアプリ版の彼女が亡霊というわけではない(はずな)ので、天城ファン諸氏は気を落とさず、クロスウェーブやアニメ版の世界はパラレルだと割りきろう。というかクロスウェーブはともかくアニメ版に指揮官(≒プレイヤーの分身ポジのキャラ)は登場しないし、そういう意味では立派にパラレルワールドと言えるわけだし……。

赤城と加賀の関係に及ぼした影響

赤城・加賀の記事でも触れている通り、この2人は同型艦でも姉妹でもないが、加賀は赤城を「姉さま」と呼ぶ。

同じ一航戦としてセットのような扱いを受ける事が多く、実際ゲーム内でもそういう行動をずっとしてきたので違和感は抱きにくいが、他キャラの法則を見るにかなりの異例である。

この関係は天城の存在が起点となっている。

かつての重桜において、天城は「次期総旗艦」として人望も実力も申し分なく最も期待されていたKAN-SENであった。

ただ加賀だけは「自分の方が総旗艦にふさわしい」と譲らず、実力を誇示するためだけの無謀とも言える出撃を繰り返していた。

実のところ、天城自身は自分の病弱な身体のために総旗艦の任を受ける気はなく、自分以外で総旗艦を務められそうな人物を探していた。それを加賀に任せようとはしていたのだが、当時の加賀は何でも殴って解決しようとする脳筋そのものと言って差し支えない性格であった。

次期総旗艦が自分に決まってしまった後でも、長門に総旗艦の選出をやり直すよう願い出ていた。

そんな中、加賀がいつもの無謀な出撃により単騎突撃して窮地に陥ってしまう。

天城は病の体を押して出撃し、鳳翔などの空母に力を借りて偵察機を飛ばし、加賀の発見・救出に成功した。

そして加賀に「これからは航空戦力が重要になること」「自分はもう長くないこと」「赤城を自分に変わって見てやって欲しいこと」を伝え、その後ほどなくしてこの世を去った。

このような経緯により、加賀は天城のように思慮深く策を巡らす性格になり、何につけても赤城の身を案じるようになったのである。

性格

自己紹介にも「どうか気遣い無用で…」などと書いており、虚弱体質だからと心配されることをよしとしないタイプの模様。

また物腰丁寧で気品を漂せる一方で、割と黒い部分も持つ。ある意味後輩に通じるものがあり、いい人ではあるのだが、やはり一クセも二クセもあるようだ…。

でもある程度好感度が上がると、「指揮官様はこの天城をも認めさせた方ですから、もう少し自信を持って」とか「天城の事をご心配なさるのでしたら、全力で前へお進みください。指揮官様の勝利と笑顔こそが私の特効薬ですわ」と、素直に深い信頼を寄せてくれる。虚弱なのは元からとはいえ、体調には気の持ちようも影響するのだろうか。

 

これらのセリフの前には咳き込んでおり、いよいよ限界が近いのかと心配になってくるところだが、もちろん死別するなんて事はないので安心しよう。

性能

虚弱体質なためか耐久はBと低いがそれだけで、別に戦闘中に咳き込んで行動不能になったりすることは全くない。

火力もA相当となかなか高いが突き抜けて高いとまではいかない。

ただしスキルは豪華かつ強力で、期間限定で先行実装されるキャラのお約束でトータルではかなり強い。

  • 『鳳羽撃けば金烏を翳らし』

敵への火力デバフ。自分が戦闘可能な限り、敵の火力・雷撃・航空を3,0(最大9,0)%低下させる。敵の強さ≠自分の艦隊の強さとは限らないとも、天城がいればそれだけで味方の被ダメージを減らせる、かなり強力なスキル。また割合制なので敵が強ければ強いほど効果が高い。さすが知将。

  • 『謀り運らせば千里を決す』

こちらは味方主力艦への防御系バフ。こちらは自分が戦闘可能である限り、主力艦の炎上ダメージを5,0%(最大15,0%)低下させ、回避を4,0%(最大10,0%)上げるというもの。

「煙幕散布」や逸仙の「東煌の絆」と同じく回避値ではなく最終回避率を上げるため、回避が低い艦でも恩恵をあやかれる。

戦艦や巡洋戦艦の回避率は砲艦姉妹などの突出したキャラ以外だと海域では35~45%程、空母でも40~45%くらいなので、プラス10%されるのは大きい。

炎上ダメージ軽減量は、最大レベルになると消火装置T2と同じで、時間短縮や発生率軽減はない。消火装置の効果は加算されるため、消火装置T3と併用すれば、炎上ダメージ1回につき35%軽減できる。

海域だと、頻繁に砲撃をうける旗艦がコレに頼りきりというわけにはいかないが、2番目、3番目のキャラの消火装置を外しても問題なくなるため、設備枠の自由度が上がる便利なスキル。

  • 『砲身轟かせば機先を制す』

砲撃時に特殊弾幕を展開する効果と、条件付きで初回の砲撃クールタイムを短縮する効果を持つ。

主砲砲攻撃時、40.0%(最大70.0%)で前方に特殊弾幕を展開する。

レベル1の時点で前方に高威力の大型通常弾を3発、小威力の小型徹甲弾をX字状に発射する。また、発動時に最も近い相手(?)を狙った魚雷を直線状に2×2発発射する。

大型通常弾はBIG7の針弾と同じ威力で、中装甲への補正が高くなっており、小型弾の方は威力が低く、駆逐徹甲弾相当の補正だが、主力ゆえの火力値で軽巡なみのダメージが出る。ただし、どちらもシールドには防がれてしまう。

スキルレベルが上がると弾幕の弾数が増える他、レベル6で戦艦主砲級の投射攻撃が2発、レベル8で更に2発追加され火力が増強される。こちらになればシールドを無視できるようになる。

こちらも中装甲への補正が増した通常弾となっており、大型弾とあわせ、中装甲に対してであれば、かなりの火力が出せる。

また、投射砲撃は敵を狙い撃ちしてくれるので、旗艦以外に置いてもダメージ量が落ちにくい。

魚雷の射程は非常に長く、海域だと角度によっては出現したての自爆ボートに当るとんでもない距離まで届き、演習でも主力まで届く。

しかし威力は控えめであり、ティルピッツが磁気魚雷を扇状にばらまくのに対し、こちらは誘導しない通常魚雷を直線状に発射するため、命中率には難がある。

装填時間の短縮は自分を含めて重桜所属キャラが4人居れば発動するので、他に必要なのは3人となる。

艦隊編成が制限されるものの、レベル1でも高性能火器管制レーダーを上回り、最大で45%短縮と、かなりの速さで1回目の攻撃を行える。

他の戦艦や空母と攻撃タイミングを大きくずらせるため、攻撃の無駄撃ちを避けやすくなる。

20秒系のバフ・デバフと併せるには、天城に高性能火器管制レーダーを装備させると効果時間にまにあう場合が多くなる。

このように攻防揃った極めてハイレベルなスペックであるため、実装当初からしばらくは通常海域でも演習でも天城の姿を見ない事が無いほどにコキ使われるほどだった。

この病人を自称しておきながら縦横無尽の活躍ぶりから、一時は「ストロング病人」と検索するとトキ(北斗の拳)に混じってアズレンの天城がヒットする程であった。

今では天城のバランスを踏み越えるほどの火力の暴力を持つインフレキャラもいるためあまり目立たなくはなったが…。

史実

詳細はこちら

とある震災のせいで未成艦となってしまった。

(竜骨=人間でいえば背骨にあたる部分が壊れてしまったため)

詳細は上記の実艦記事を見ていただきたいが、赤城を除く姉妹全員が後に建造された新規艦に名前を流用されている。

ちなみに地震発生時に横須賀にいた艦艇は、火災を避けるため一斉に脱出している。戦艦榛名は間一髪で脱出した。

だが戦艦三笠は座礁して浸水、着底してしまう。三笠は記念館となって今に至る。

つまり、三笠は天城と加賀の因縁を全部みていたわけだ。

アニメ版では

アニメ版である『アズールレーン THE ANIMATION』では第7話に登場。

エンタープライズに敗れた赤城の前に現れたのだがその顔は・・・

第8話においてはエンタープライズの前に現れる。

第10話でもエンタープライズの前に幻影として現れたり加賀の回想に登場する。描写から見て病弱であるようで、本作の世界線でも既に故人と思われる。

赤城がセイレーンと共謀して行っている「オロチ計画」に何か関連があるようだが……

アニメ二作目『アズールレーン びそくぜんしんっ!』の五話『トモダチと、大切な人と』にも登場したが、こちらではほぼモブであった。

関連項目

走水静蓮2020年9/17~10/11にて限定販売の着せ替え

重桜 アズールレーン 和服

赤城:妹。なお天城は「変な育ち方をしちゃいましたね」の一言で片づけている。あれ育ち方とかそういう問題なんですか天城さん......

赤城ちゃん(アズールレーン):もっとヤンチャな妹。

天城ちゃん(アズールレーン):自身が幼女化した姿。

…上述の通り、既に病で他界したと思われていた天城だったが、後に彼女を慕う妹等の必死の願い、そして懸命の努力が結実し新たなる力を得て彼女は黄泉から舞い戻ってきた。

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