天野遠景

あまのとおかげ

天野遠景は、平安時代末期～鎌倉時代初期の武士・御家人。天野氏の祖。鎮西奉行として、平家滅亡後の九州地域の統括に当たった。

概要

経歴

父親は藤原景光。伊豆天野に移住し天野姓を名乗る。

源頼朝挙兵の際に馳せ参じて以降、頼朝側近の武者として活動する。

元暦元年(1184)、源範頼に従って平家追討に参加。同年末には源義経捜索と鎮西における鎌倉幕府勢力確立を目的として創設された鎮西奉行に任じられ、大宰府機構に関与して幕府の九州地方統治の実権を握る。

しかし、新興勢力の統治に反発する在地領主層の抵抗に遭い、建久五年(1194)頃には奉行を解任されて鎌倉に帰還する。

逸話

頼朝・北条氏の刺客として幕府初期における要人の暗殺に関わっている。

• 元暦元年6月、武田信義の息子、一条忠頼を酒席で暗殺。
• 正治元年(1199)、梶原景時の追討に参加。
• 建仁三年(1203)、北条時政の命を受け、仁田忠常と共に時政邸にて比企能員を誘殺。

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鎌倉幕府

御家人

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キャラクター・人名 日本史