CV:谷山紀章
概要
主人公の同級生。根は明るいが、チャラチャラした外見の通り、空回り気味な部分もある。
趣味は動画配信。トンネルを撮影中に崩落事故に巻き込まれ、異世界ダアトへ迷い込む。
ダアトから帰還後、越水ハヤオに悪魔討伐を志願しベテルの一員になる。「悪魔から人を守る」ことを絶対の正義と信じ悪魔に立ち向かうが、内心では悪魔への恐怖心も持っている。
家庭はあまり良くないらしく父親の言うことを聞くと母親に怒られ母親の言うことを聞くと父親に怒られるという環境から正解がないことを出来なくなってしまったらしい。
チャラついた外見に反して熱い正義感を持った男なのだが、上記の家庭環境のせいで主体性を持てなくなってしまっており、自分に命令してくれる人、自分に意義を与えてくれる人を盲信してしまう悪癖がある。
『週刊ファミ通 2021年11月11日号』(2021年10月28日発売)に掲載された、デザイナーの土居政之氏の寄稿によると、クラスメイトからは少し煙たがられており、空気をよめないやつだと思われている。本人も己の現状について理解していて、何とかしたいと思いつつ、流されて生きていた。スタート地点がある意味マイナスなため、振り幅が大きいキャラクター。
容姿
金髪ショートヘア。制服のタイプはブレザー。
耳にはピアスを付け、黄色いキャップを被り、制服のジャケットの下に黄色いパーカーを着ている。着こなしははっきり言ってイマイチであり、猫背なのも相まってどうにも頼りない見た目である。
上記の寄稿では「あまりイケメンな部類に入らないキャラクター」とはっきり記されている。
「残念なやつ」という設定から、あえて不格好な印象にしているとのこと。
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以下、ネタバレ
ネタバレ
ベテルに協力していく中、ベテルを統率する大天使アブディエルを崇拝し傾倒していく。
万魔会議で自分でも知ってるような名立たる神々が纏まらずに主導権争いをする事もアブディエルを頼る一因となっている。
アブディエルが主人公に倒された後、意気消沈するアブディエルのために、アブディエルの知恵を持つ者=ナホビノになるための半身を探すことを宣言する。
だが、アブディエルはその必要はないと語る。なぜなら、イチロウが半身だから。
アブディエルは創造主が禁としたナホビノ化に二の足を踏んでいたが、イチロウはアブディエルの背中を押す。
イチロウとアブディエルの目指す一神教の世界は、信仰・答えは一つで全ての人がそれに従う秩序であり、物事の多様性を認めないが弱者にとっては生きやすい社会である。
プレイヤー視点では、LAWルートを代表するキャラと言える。
真・女神転生VVで追加された新ルートでは、カディシュトゥ討伐のため、時に衝突しながらも主人公やユヅルと共に行動していたが、遭遇したマンセマットの囁きによって、天使の言うことが絶対であるという強固な思想に染まってしまい、創生を行わせないためアブディエルと共に危険因子を刈り取ることに従事する。その道中で敦田ユヅルを殺してしまい、ナホビノと化した主人公にも襲い掛かってくる。