曖昧さ回避
- 中国の伝説に登場する巨人で、個人名では無く一族であるともいわれる。※この項で解説
- 1.の巨人をモチーフにしたゲーム『非人類学園』のキャラクター。pixivでこのタグが付けられているのは、ほとんどがこのキャラクターである。
- 中華人民共和国における3機の人工衛星から構築される宇宙天気予報システム。「夸父計画」。
中国神話の夸父
古代中国の地理書『山海経』の「北山経」によれば、太陽が沈むのが遅くなれば一日が長くなると考え、日の出から太陽を追いかけたという巨人。
地平線に沈もうとする太陽にあと一歩で追いつきそうになったが、喉がとても渇いてしまい黄河と渭水を飲み干したが癒えず、北にある大澤という千里四方もある湖にたどり着く前に渇死してしまった。
その後、手にしていた杖は鄧林という豊かな林となり、多くの人や禽獣を養い癒やしたという。
「海外北経」では両耳を蛇で飾り、さらに右手に青い蛇、左手に黄色い蛇を持つ巨人であると描写され、「大荒北経」によると成都載天という山に住み、地母神・后土の子である信の子という出自に関することが記述される。
また上記の神話とは異なる一族が、蚩尤とともに應龍によって殺されたとされる。