「志があるならば、如何なる者であろうとも、一騎当千の強者に。これこそが僕の宝具、『奇兵隊』!さあ、時代ごと叩き潰せ!『アラハバキ』!!」
概要
「Fate/GrandOrder」に登場するサーヴァント、高杉晋作の保有する巨大兵器。期間限定イベント『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』で初登場。元ネタは日本に伝わる神「アラハバキ」から。
高杉の当初の目的であった「キ神計画」の核となる存在であり、神による真の尊王攘夷を完遂すべく高杉重工で極秘に開発された。イベントのラスボスとしてカルデアの前に立ちはだかる。
その後、高杉の実装された『カルデア重工物語』でも登場。特異点でのイレギュラーから彼の宝具として扱われるようになった。
能力
炉心には神霊クラスの霊基が使われており、その性能は破格レベル。キ神計画では街から吸い上げた魔力を使い、聖杯と信長の首、天逆神を炉心として取り込むことで起動させた。宝具として使用可能になった後は、神霊クラスの霊基を炉心に用いずとも起動できるようになったが、その分性能も落ちてしまう。
攻撃手段は、ゲーム内で確認できるものでは突進、フィンガーバルカン、ロケットパンチ、肩に搭載されたビーム砲とかなり豊富。生放送で公開された設定資料では頭部や胸部からもビームを発射できるという。高杉の宝具「超級維新・奇兵隊」では、呼び出された「特型キ械兵」と「参式超重戦車」と共にフィンガーバルカンによる一斉掃射を行い、ロケットパンチでとどめを刺す。装甲も万全の状態ならば、生半可な砲撃程度ではびくともしないほど頑丈。
活躍
「キ神計画」を完遂するための切り札として高杉の手によって起動させられる。最初こそ高杉の最終兵器として猛威を奮っていたが、彼の結核が悪化した隙をついた天逆神に主導権を奪われ、覚醒した坂本龍馬達の尽力で破壊された。
『カルデア重工物語』では、高杉が密かに地下でアラハバキを再び格納していたことが発覚。吉田松陰を倒すために起動させるが、松陰が建造していた「戦艦・クロフネ」を繰り出され、返り討ちに遭い大破してしまう。
その後、黒幕である「第16代将軍・徳川クロフネ」に対抗するための切り札として、宝具で強化し松陰を炉心に組み込むことで全力の状態で再起動。クロフネを破壊することに成功したのだった。
余談
どこか土偶を思わせるシルエットをしているアラハバキだが、デザイナーによると「レトロでカッコいい土偶モチーフの巨大ロボット」というオーダーが入ったらしく、3つのデザインのうち1つ(おそらくリンク先画像左のラフ)を元に細かいチェックを行って今のデザインになったという。
土偶がモチーフとして取り入れたのは、おそらく偽書「東日流外三郡誌」にて「アラハバキは古来縄文時代に広く信仰された神であり、その時代の土器として発掘される遮光器土偶はアラハバキを模したものである」という記述があるためと思われる。
関連タグ
グレンラガン:高杉社長の中の人繋がりのスーパーロボット…なんだが、アラハバキの機能を考えると、どちらかといえばマジ○ガー