妖獣ケネトス
ようじゅうけねとす
「世界中に俺のネックレスがばら撒かれ、やがて人間は一人残らずこの世界にやって来る、無様な首になってな...ウハハハハハ。」
CV:渡部猛
第29話「妖獣ケネトス 謎のネックレス」に登場。
妖元帥レイコックの部下であり、普段は彼女のネックレスに化身している。
鳥の翼と手足を持った白い鵺のような姿をしており、鋭い手足の爪や、手裏剣のように飛ばせる羽根を武器とする。
念動力によって羽根を操ることもでき、一度飛ばした羽根は、たとえ相手が避けても標的に突き刺さるまではどこまでも追跡してくる。また、羽根はペンのように動き、描いたネックレスの絵を実体化させる魔力を持っている。このネックレスを身に着けた者は、首だけを「ケネトスの闇」と呼ぶ異空間へ送られてしまう。ケネトス自身はその異空間に潜み、首だけの姿で抵抗できない人間をいたぶって楽しむという、非常に残忍な性格をしている。
レイコックのネックレスより召喚されると、夜の町に現れネックレスを生み出す羽根をばらまく。それを身に着けたために「ケネトスの闇」に送られてしまった人々の首を捕らえては、鼻を削いだり、目をくり抜くなどして殺害していた。
だが、ネックレスをブレスレットに変えて腕にはめたことで手だけが転送されたララを見た不動明がケネトスの仕業であることに気付き、複数のネックレスを繋いで大きな輪にして潜り「ケネトスの闇」へ侵入してきたため、デビルマンに変身した彼と戦いになる。
羽根を飛ばしてデビルマンの目に傷を負わせた後に空中戦を繰り広げ、地面に倒れたデビルマンの首を掴み、絞め殺そうとした。しかし、転送されたララの手に足を掴まれ、一瞬そちらに気を取られた隙に背後を取られてデビルビームを食らい敗北。亡骸は雲の下へと落下して行き、閃光を放って消滅した。それによりケネトスのネックレスも消え去り、「ケネトスの闇」に囚われた人々の首も元に戻った。
アニメ版と同様に、ネックレスを身に着けた人間の首を「ケネトスの闇」に捕らえていた。作中では、名門学園の女生徒二名とタレちゃんが囚われている。人間の首をいたぶるシーンはない。ネックレスを大きな輪にして潜ってやって来た明と対戦、羽を操りデビルマンに変身した明を襲うが、デビルビームを喰らい倒された。