概要
妖精さん(アトリエ)とは、ガストのゲーム「アトリエシリーズ」に登場する妖精である。主に錬金術士の仕事を手伝ってくれる。
「妖精の森」と呼ばれる森に住む種族。別名「助っ人ワーカー集団」。古くから人間と深い関わりを持っているらしい。
人間のお手伝いをすることを生業としており、家の掃除代行や、物売りをしていたりする。
主人公が森に行くと一度の来訪につき一人(リリーでは四人)の妖精を雇うことができる。ただし訪れるには「妖精の腕輪」と呼ばれるアイテムが必要で、イベントが発生すると入手できる。
みんな同じ顔をして見分けがつかず、本人達もそれが普通のことらしいが、何故かエリーは見分けがついているようで、訪問してきた妖精を見て「この前と違う子ね」と言われた時はびっくりしていた。
シリーズによってはパーティーに入って一緒に冒険する妖精もいる(後述参照)。
容姿と能力
基本的には幼い少年のような姿をしている。
二股に分かれた三角帽子をかぶり、ぶかぶかの服には星の模様がおおきくひとつ描かれている。
妖精には紺、青、緑、黄、橙、赤、茶、黒の8色によるランク分けがあり、紺色が一番上、黒が一番下のランクとなる。また訪問する妖精を見ると帽子と服の色は緑色が基本となっていて、一人で森の外へ出ることが許されているようす。
ちなみに黒妖精だけは褐色の肌に銀髪という外見で他の色の子は一人称が「ボク」なのに、黒妖精は「オイラ」と少々やんちゃな口調である。
「エリーのアトリエ」からは雇える妖精にも名前が付き(大体パ行がつく)、採取や調合をさせることで経験値を得てレベルアップするようになった。
レベルアップしても賃金は最初に雇った時の色のままという美味しい仕様になっているため、賃金20枚の黒から雇えばとてもお得だが、お金に余裕があるなら高ランク妖精を雇うことも考えよう。
黒は採取しかできないのでレベルアップは気長に待つべし。調合ができるようになったら消耗の激しいアイテムを作らせるといいだろう。なお、緑からは採取で経験値を得られなくなってしまうので、高ランクアイテムを調合させるとよい。
ちなみに黒妖精はレベルが上がると、口調はそのままだが褐色肌の銀髪だったのが黒髪に普通の肌色になる。
また紺妖精を更に育てると「虹妖精」となり、主人公よりも早く調合できてしまうという、どっちが雇い主なのかわからない存在になる。
この「虹妖精」は妖精の森であっても滅多に見かけることはない幻の存在らしい。
「リリーのアトリエ」では妖精を7人雇用し、かつ全員を虹妖精まで育てると見られるエンディングがある。
性格
ほとんどの妖精さんに共通して楽観的で楽天的、そして女好き。
自分で考えたり計画を立てて自発的に行動するという習慣があまりないため、1人で飛び出すという発想はない。
固有名を持つ妖精さん
ポックス
CV:大沢つむぎ
ザールブルグの妖精の森に棲む妖精さん。営業担当。条件を満たすとマリーやエリーに「妖精の腕輪」をくれる妖精。彼が訪れることで妖精の森へ行くことができる。パテットとは親友らしい。
パテット
CV:大沢つむぎ
ザールブルグの妖精の森に棲む妖精さん。行商担当。ピッケの兄らしい。
シャリオミルクやぷにぷに玉など、入手しづらいアイテムが購入できる。彼曰くこれらは森の食べ物、らしい。
シャリオミルクやハチの巣はわかるが、ぷにぷに玉は……。
ピッケ
CV:大沢つむぎ
ザールブルグの妖精の森に棲む妖精さん。掃除担当。パテットの弟らしい。
調合で散らかった部屋を銀貨10枚と一日でピカピカにしてくれるが、あまりにも汚れてる時は20枚で二日かかる。
パトッテ
「リリーのアトリエ」で登場。
一人称が「あっし」などすすけたしゃべり方をする妖精。
パテットと同じく物売りをしているが、商品はパテットと違い「シグザール金貨」「フラム」「サラマンダの尻尾」「毒キノコの粉」と少し物騒で高価な商品。
その口調と販売商品のせいか、リリーは「やくざな妖精さん」と呼んでいる。
昔はパテット同様普通の品を扱っていたらしい(彼いわく「カタギの商売」)が、妖精族御禁制の品を売ったことが長老にバレて森を追放されてしまう。だが本人は自由にやらせてもらっているとあまり気にしてない。
一度値引き交渉するも「価格は限界ギリギリ」と言って断ってくる。
パセック
越智善彦作「マリーとエリーのアトリエ」に登場する妖精さん。妖精錬金術士を目指し、マリーとエリーに育成を託された妖精族の子供。
元ネタはGB版「マリーのアトリエ」の妖精さん。
プルシャ
越智善彦作「マリーとエリーのアトリエ」に登場する妖精さん。パセックと共に妖精錬金術士を目指し、マリーとエリーに育成を託された妖精族の子供。少女のような容姿をしているが一人称は「ボク」。
元ネタはGB版「エリーのアトリエ」の妖精さん。
ピッケル、ポロン、パラパラ、ペーター、パプリン
CV:神田理江
グラムナート地方のファクトア神殿におり、ユーディーに役立つ情報を教えてくれることがある。
パウル
身長 | 120cm |
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好きなもの | 甘い食べ物 |
嫌いなもの | 苦い野菜 |
夢 | すごい冒険がしたい |
CV | 神田理江 |
グラムナート地方の妖精の村に棲む妖精さん。冒険を好み、剣士として名を上げるのが夢という変わり者。自分を連れ出してくれる人間がやってくる夢を見ている。
開発時はパニポニという名前だったが、某漫画と被るため変更になった。
ピルケ
レガルザインのカボックを拠点にしている妖精さん。
ポウ
CV:神田理江
エデンに暮らす妖精さん。体に対してあまりに大きな魔法銃を使う。
プッコ
湖上都市ゼー・メルーズに暮らす妖精さん。Mに目覚める。
ペペロンチーノ
身長 | 師匠4人分 |
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体重 | 師匠9人分 |
好きなもの | 優しいおねえさん |
嫌いなもの | 怖いおねえさん |
CV | 小杉十郎太 |
「はっはっは! おいらの鍛え上げられた筋肉に勝てるかな?」
愛称ペペロン。ウルリカのアトリエのメンバーとなる半人前の妖精さん。
他の妖精さんに比べ、かなりゴツくパワフルな外見をしている。
ペペ
CV:沢城みゆき
妖精族の中で2番目に背が高い88cmの妖精さん。セラ島に送り込まれたアニーの手助けをする。
ポポット
CV:神田理江
メリーの店に押しかけてきた妖精。「あおいわっか」の調合を依頼する。
木のマナ「ドゥル」
木などの自然物に存在する木素のマナ。レガルザインにおける妖精さんはこのドゥルの派生である。そのため、見た目も気質も両種はとても良く似ている。