「姫ねえさまの、思い人でありますね! 存じ上げているであります!」
概要
小説「千年戦争アイギス 月下の花嫁III」の登場キャラクターで同巻の特典シリアルコードにて入手可能なレアリティサファイアで、初のロイアルガードのユニットである。
イラストレーターは小説版の挿絵を担当する加藤いつわ氏。
北の国を収める王女であるシビラの異母妹で、国境の砦を守る姫騎士。
十年以上会っていなかったとはいえ初見ではアーサー王子がシビラと見間違えるほど似ている。
シビラとは異なり側室の子だが姉妹仲は良好な様子で、特にパテルはシビラのことを「姫ねえさま」と呼び慕っている。
またパテルの得物である魔槍ゲイボルグもシビラから賜ったものと本人の口から語られている。
余談だがアイギスにおいて別々のイラストレーターが担当した兄弟・姉妹関係にあるキャラクターはこの姉妹が初めてとなる。
(ちなみにシビラの担当はnio氏。親子を含めた場合は復讐者ヴィンセント、吸血鬼エデンが初)
その身軽な立場からか姉に比べると快活な性格で語尾に「であります」とつけるクセを持つ。
姉からの伝聞でその人間性について聞き及んでいたとはいえアーサー王子との関係にはかなり積極的であり、月姫カグヤから王子がハーレムを(半ばなし崩し的に)形成していることを聞かされ、王子本人にも確認した際には「素敵すぎであります!」というどこかズレた反応を見せ、
馬車内に2人きりなのをいいことに半裸になりながら迫りつつ「王子の愛人になりたいであります!」と宣言。人の話を一切聞かないまま暴走し続け、偶然のラッキースケベで勝手に絶頂するというイカれっぷりを見せつけた。
平静を取り戻した後はシビラの元まで送り届ける役目を果たすもの、アーサー王子から聞かされたシビラの対応に違和感を覚えたことで本人に直接問い質そうと奔走。
多少のトラブルはあったもののシビラの本音を明らかにし、王子との間を取り持つことにも成功する。パテル曰く「愛人として必要なスキル」だとか。
シビラから交換条件として提示されたアーサー王子による調査派兵にも公的にはお目付け役として、私的には愛人にしてもらうため同道するが魔女に道を阻まれてしまい…
戦闘能力
ロイヤルガードは2体までブロックするソルジャーのようなユニットだが、パテルはコストが21(下限済み)と少々重め。
高めの防御力や魔法耐性を有している点など既存のクラスではダークファイターが近いか。
一方スキルや覚醒アビリティはシビラを強く意識したものになっている。
スキルは「魔槍ゲイボルグ」。
スキル発動中は攻撃が防御無視(魔法)攻撃になり、低確率で攻撃した敵を即死させる。
LV上限が10と高く、入手方法が入手方法だけにパテルを使ってスキルレベルを上げるのは至難だが、最終的には効果時間40秒で攻撃力1.5倍と姉の「魔剣フラガラッハ」と同等の効果になる。
姉のスキル同様強化倍率はやや寂しいが効果時間は悪くない。確率次第だが即死も狙える。
覚醒アビリティは「魔槍覚醒」。スキル発動中の攻撃が射程200の遠距離攻撃になる。
このアビリティによりスキル中は魔法剣士のような戦い方が出来るため、他の近接ユニットの火力支援や飛んでいる敵の攻撃も可能になる。
これまたシビラの覚醒アビリティ「魔剣覚醒」と同じ効果だが、元々のステータスが違うためシビラほどの殲滅力は流石に期待できない。パテルの場合は小説3巻を買えば確実に手に入る入手の容易さが強みとなる。
ちなみにシビラのアビリティと共通する仕様として、覚醒しこのアビリティを有している状態で魔槍ゲイボルグを発動すると一瞬だがブロックが外れてしまう。
敵のサイズや抱え方次第では後ろに立つ近接ユニットがブロックしてしまったり、一度ブロックが外れることでパテルの立つ場所を通過中の別の敵を改めてブロックしてしまうことがあるため、スキルを使用する場合は注意したい。
スキル覚醒は「神槍ゲイボルグ」。
攻撃力の強化が1.7倍に上昇し、覚醒アビリティによる遠距離攻撃の射程を280に延長する。
…もう言わなくてもお分かりかと思われるがこれもシビラのスキル覚醒「魔剣アンサラー」と同じ効果。ここまで律儀に同じ効果で揃えてくる辺り本当にシビラの事が好き過ぎである。
射程の長さは大きな強みとなる一方で即死効果が無くなるのと初動・再動がやや伸びるという欠点もそのまま引き継いてしまっている。
好感度を上げたときのセリフ
0% | ワタシはパテル!称号は姫騎士となるであります。 |
---|---|
15% | 姫ねえさまことシビラさまとは異母姉妹になるでありますよ。 |
30% | 魔槍ゲイボルグは姫ねえさまより賜ったものであります! |
50% | 王族にとって、ワタシみたいな腹違いの子は必要であります。 |
60% | 王子、ワタシを愛人にして欲しいのでありますっ! |
80% | 姫ねえさまのかわりをワタシが務めるでありますよ……。 |
100% | 本当は姫ねえさまと一緒に愛して欲しいであります、王子。 |