注意
この記事は週刊少年ジャンプに連載されていた芥見下々の漫画作品「呪術廻戦」28巻に収録されているネタバレを取り扱っています。
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概要
呪術廻戦にて名前だけが言及されていたキャラクター。
第253話「人外魔境新宿決戦㉕」にて「最強の1級呪術師は誰?」という質問で日下部篤也が「俺(日下部)と宇佐美以外の誰か」と名前を挙げていた。
呪術高専東京校の教師である日下部が名前を挙げていることから高専側の人間であり、宇佐美自身も1級術師であることから実力も相応にあると思われる。
だが、この時点では「宇佐美」という苗字しか判明しておらず、その名前自体も第253話で出てそれっきりだったことから読者から「宇佐美は一体誰なんだ?」という疑問が沸き上がった。
以下に挙げられた説を書き記す。
①「新キャラクター」説
文字通りの新キャラクター「宇佐美」のこと。
だが、作中ではVS両面宿儺というラストバトルで既に新キャラクターが介入できるような状況ではなかった。
そのため、設定はしても出すタイミングが無かったのでは?という声が挙がっている。
②「誰かの本名」説
本名が明らかになっていないキャラクターの苗字が「宇佐美」ではないか?という説。
高専側では冥冥が偽名を使っているキャラクターであることからこの説も同時に挙がった。
しかし、日下部が彼女を呼ぶような場面で「宇佐美」と呼ぶことが考えられにくいことから確定には至らなかった。
③「作者のミス」説
作者である芥見が間違えて「宇佐美」と実在しないキャラクターの名前を書いてしまったのでは?という説。
第270話で伏黒の顔の傷が消えているコマがあったりするなどの細かなミスがあることから、こちらもミスである可能性が考えられた。
修正作業などが入るであろう該当単行本である28巻でも「宇佐美」が修正されないままであったのでこの説は無くなった。
関連タグ
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真相
単行本28巻で「宇佐美」という人物の姿が明かされた。
よって、宇佐美は「本編に登場する予定がなく、出番のないまま作品が完結した」ために、①にやや近い立ち位置のキャラクターであった。
容姿
性別は恐らく男性。年齢は30~40代ぐらいのように見える。
髪の色は黒。額がやや見えるようなオールバックの髪型。眉毛は他のキャラクターと比べるとやや太目。
読者はその見た目から「太宰治っぽい」「性格悪そう」などの雰囲気を感じている模様。
性格
日下部曰く「上(総監部)の命令しか聞かないし、言われたことしかやらない」「五条・冥冥らとは相性が悪い」。
実際、五条は「あの人キラーイ」、冥冥は「……覚えなくていいよ」とそれぞれ相性が合わないことを示唆している発言をしており、普段は飄々とした冥冥が本編中ではしなかった渋い顔をしていることからも2人の性格や宇佐美の言動が嚙み合わないそうにないことを表している(しかし、単純に反りが合わなくて「嫌い」なのか、本心から憎んでいるから「嫌い」なのかは不明)。
渋谷事変はおろか、人類の命運を分けるであろう死滅回游・人外魔境新宿決戦でも出てこなかったあたり、総監部の命(あるいは縛り)に従っていたと思われる。
総監部に関しては五条当人が「保身馬鹿・世襲馬鹿・高慢馬鹿・ただの馬鹿、腐ったミカンのバーゲンセール」とまで嫌悪しているのでそれに従う宇佐美を苦手に思うのも当然の結果と言えよう。
術式
不明(ただし、日下部のように生得術式を持ち合わせていないこともあり得る)。
動向
作中では全く触れられていないのでどのような存在だったのかは分かっていない。
総監部自身が渋谷事変以降は機能しておらず、羂索の手中に収まり、五条に総監部の面々が皆殺しにされてからは、
- 「彼自身も殺害された(五条についでに殺された)」
- 「(総監部への忠誠心故に命じられるなどして)自死を図った」
- 「総監部が壊滅したことで決戦が終わるまで離脱していた(実は総監部による縛りで命令を聞かざるを得ず、第270話で総監部が再び機能した時に戻った…など)」
と考察されているが詳細は不明。
余談
五条と冥冥からはボロクソに言われている宇佐美だが、同じ1級術師の七海はコメントを残しておらず、
- 「宇佐美が七海にとってコメントを残すに値しないほどの人物なので、特に無かった(宇佐美が後輩たちのことを考えないような、冷徹な性格をしていた)」
- 「宇佐美本人の立場のこともあるので悪し様にはしなかった(総監部には理由があって従っていると察して)」
- 「同じ高専の人間と言えど付き合いが最低限でしかなかったので実態をあまり知らなかった(ので五条たちほど悪くは言えなかった)」
などが考えられる。
ちなみに、28巻の最後に登場した意外な人物にも宇佐美の詳細を訪ねたが「知るわけがない(要約)」と一蹴された。
こちらもまた本当に「知らない」のか「知っているけど知らないふり」をしているのかという新たな謎が生まれるが……