宇宙刑事ギャバン(主人公)
うちゅうけいじぎゃばん
『宇宙刑事ギャバン』の主人公・一条寺烈ことギャバンが強大なサイコキネシスを有する宇宙の犯罪者と対決する為に、様々な機能を持った宇宙金属の一種である「グラニュウム合金」で作られたコンバットスーツを身に纏った姿。
尚、ギャバンのコンバットスーツは普段ドルギランに保管されているが、烈の「蒸着」のコールサインを叫ぶ事で「了解!コンバットスーツ、電送シマス!」という電子音声と共にドルギランから粒子状の変換されたスーツが電送され、彼の体を覆った所で元のスーツへと戻り変身か完了する仕組みとなっている(この際に「びよーん」という効果音が鳴るのはよくネタにされる)。
その変身時間は僅か“0.05秒”で、この特性を利用して劇中では銃で撃たれた瞬間に変身し、弾丸をキャッチするなどと言った使用方法もされている。
取り付けられている空間移動用ブースターにより150m〜300mの高さまでジャンプが可能なほか、白い光球になり空中を飛ぶことも出来、これを利用して崖や橋から落下中に蒸着して上に戻ったり、敵の不意を突いて攻撃を仕掛けるといった描写がたびたび見られた。
尚、エネルギー装置が右胸に有り、ここを破壊されると数々の必殺技が使用不可能になってしまう弱点が存在する。
身長 | 200cm |
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体重 | 90kg |
テーマ曲 | 「チェイス!ギャバン」、「走れ!ギャバン」、「スーパーヒーローぼくらのギャバン」、「電光石火ギャバン-DISCO GAVAN-」、「蒸着せよ!ギャバン」、「襲撃Ⅱ」(レーザーブレードのテーマ) |
- エレクトロソナー
両耳部分に備わっている装置。
アンテナを延ばす事により10km先の微かな音をも聞き分ける事ができるほか、メカのコントロールや通信にも用いられる。
- レーザースコープ
強化ガラス製のゴーグルの備わる機能。
姿を消した相手を透視したり、あらゆる波長をキャッチして分析する事ができる。
- ガスセンサー
胸部の装置で遺留品を分析することで対象が誘拐された時刻などを割り出す。
- ショックアブソーバー
関節部分に内蔵された衝撃緩和装置
宇宙刑事に支給されている共通のメインウェポン。
- 獣星人センサー
頭部の電飾。人間に化けたマクーの手先の正体を見破る機能を持つ。
コンバットスーツの掌からバードニウムエネルギーを注ぎ込んだレーザーブレードを使い、敵を一刀両断に切り裂くギャバン最強の必殺技。
また物語の後半からは空中で一回転して威力を増加させた状態で放つようになった。
二刀流タイプは「ギャバン・ツインダイナミック」と呼ばれ、『宇宙刑事ギャバン 黒き英雄』で使用された。
- レーザーZビーム
「ダイナミックレーザーパワー」を楔形の形状で右手人差し指から発射する必殺光線。
連射は出来ないが、ベム怪獣やマクーの戦闘円盤を一撃で粉砕する程の威力を誇り、威力の調節や精密射撃、多方面への同時発射といった多岐に渡る応用が可能だが、跳ね返されてしまう事もある。
- シルバービーム
主に右手からはなる稲妻状の破壊光線。
レーザーZビーム程の威力はない物の、その代わりにチャージの必要性がない為連射が可能となっている。
- ディメンションボンバー
空中を滑空する様にして使用する両手で繰り出すパンチ。
基本ジャンプをして発動させるが、ジャンプせずに繰り出される事もある。
- スパイラルキック
空中で回転をつけて放つ蹴り。両足蹴りや片足蹴りなどのタイプがある。
- エレクトロスプラッシュ
目を覆う物体を閃光を放って剥がす技。
- ギャバンビーム
金属類に手を当て、ビームを伝導させて敵を攻撃する技。
- ギャバンパンチ
厚さ10cmの鋼鉄を打ち抜く。第19話では派生型として空中の敵にアッパーカットを放つ「ギャバンアッパーパンチ」を使用。
『テレビランド 増刊 カラーグラフ20 宇宙刑事ギャバン』(徳間書店)などでは「ギャラクティカクラッシャーパンチ」とも表記される。
- ギャバンキック
飛び上がって右足で敵を蹴りつける。
- ギャバンショック
指先や全身から電気ショックを放ち、敵の拘束から脱する。
- ギャバンバリヤー
バリヤーを前方に発生させて防御する。
- ギャバン・フルパワー
全エネルギーを集中することで様々な力を発揮する。
クモダブラーの糸を引き裂く怪力を発揮した他、相手の光線を反射して見せたことも。
- ギャラクティカクラッシュ
ブースターで加速し、敵に肘打ちを浴びせる技。
- スタッチックショック
操られた対象に電気ショックを浴びせて正気に戻す。
- 凍結ビーム
目から冷凍光線を発射。
その威力たるや、六千年の昔に恐竜を滅ぼしたという鬼火隕石を冷凍させるほど。