その記憶は暖かい抱擁から始まります。
(Its memories began with a warm hug.)
概要
幸せなテディ(Happy Teddy Bear)とは、オンボロな熊のぬいぐるみの姿をしたアブノーマリティ(幻想体)で、片目が外れていて所々綿がはみ出しており、首元には元の所有者の名前と思われる文字の書いてある緑色のリボンが付けられている。
分類はT-04-06、危険度はHE。
管理方法
作業情報
属性 | ダメージ | E-Boxes | 悪い | 普通 | 良い |
---|---|---|---|---|---|
WHITE | 2-4 | 15 | 0-5 | 6-10 | 11-15 |
職員ランク | 本能 | 洞察 | 愛着 | 抑圧 |
---|---|---|---|---|
1 | 最低 | 普通 | 高い | 普通 |
2 | 最低 | 普通 | 高い | 普通 |
3 | 最低 | 普通 | 高い | 普通 |
4 | 最低 | 低い | 普通 | 普通 |
5 | 最低 | 低い | 普通 | 低い |
クリフォトカウンター:なし
特殊能力
- 同じ職員が連続で作業すると入室時にテディにより力いっぱい抱きしめられ、そのまま絞殺されてしまう。
このアブノーマリティを管理するにあたって注意すべきことはただ一つ、決して同じ職員に連続で作業させないことである。
上記の通り同じ職員に連続で作業させた場合作業させた職員が即死してしまうため、最後に作業した職員をしっかり記憶しておくこと。
どうしても忘れてしまった場合は絶対に作業させていないであろう職員(例えば別の部門の職員)に作業させておくことで安定した管理は可能。
一応このアブノーマリティにはクリフォトカウンターが存在しないため、通常時は完全無視を決め込むことが可能で、こうすればこのアブノーマリティによる被害がなくて済む。
育成面については勇気以外の育成が可能なので意外と有用だが、前述の能力により何も考えずに一職員に作業させ続けるといったことは不可能。
まとめると、このアブノーマリティはとにかく管理人の記憶力が問われる存在であり、後述のストーリーにもつながっている。
ただし、このゲームは後半になるにつれて収容するアブノーマリティも対処すべき試練等も増えていくためにマルチタスクを強いられ、それに対処しているうちに忘れて事故死を発生させてしまうことも珍しくない。
そのため普段は完全放置することが可能であるものの、いざという時に厄介な存在にもなることから評価は二分している。
E.G.O
武器
名称 | ランク | 属性 | ダメージ | 攻撃速度 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|
クマの手 | HE | RED | 7-7 | 普通 | 長短 |
特殊能力:なし
防具
名称 | ランク | RED | WHITE | BLACK | PALE |
---|---|---|---|---|---|
クマの手 | HE | 耐性(0.8) | 普通(1.0) | 普通(1.0) | 弱点(1.5) |
特殊能力:なし
ギフト
名称:クマの手
部位:頭1
効果:MP+4、愛着作業成功率+3%
武器は目の前の敵を複数回殴って安定したREDダメージを与えるものだが、射程がかなり短いため敵の攻撃を受けやすい点は注意。
防具はREDに対し耐性、PALEに対し弱点、それ以外は普通となっており、特にこれといった特徴はなく、器用貧乏気味である。
ストーリー
このアブノーマリティは元はただのテディベアであり、持ち主であった子供に大切にされていて、頻繁にハグされていた。
しかし、その子供が成長するにつれて徐々に忘れ去られていき、やがて押し入れの中に放置されるようになった。
この存在がどのように収容されたかは不明だが、この存在はとにかく忘れ去られることを恐れており、持ち主が二度と自分から離れることのないように振る舞うという。
頻繁に作業する職員を持ち主と認識し、やがてかつてのように抱きしめるようになるのだ。
持ち主が再び離れていかないように、ただ力強く、ずっと抱きしめている。
Library of Ruina
続編では歴史の階の2体目の幻想体として登場。
幻想体バトルではこのテディ1体と戦うことになる。
まず普段は「愛情表現」と「気弱な愛情表現」というページを使用するが、「愛情表現」は斬撃属性の攻撃ページとなっており、「気弱な愛情表現」は弱い斬撃攻撃と防御ダイスで構成されていて、両方ともコストが0となっている。
そして光が溜まると「懐かしいあの日の抱擁」という強力な攻撃ページを使用し、命中時確実に混乱状態になってしまう。さらにこのページはコストは5だが、上記の2つのページとマッチする度にコストが1減少していくものとなっている。
攻略としてはとにかくマッチをしないよう狙われた司書は動かないことである。
このアブノーマリティの速度は10固定なので必ず先に動くため、狙われていない司書で攻撃していこう。ただし、「気弱な愛情表現」の場合、攻撃終了後も防御ダイスが残ってしまうため、基本的には動かないこと。
また、「愛情表現」もまあまあ威力があり、マッチしない関係上一方的に攻撃をもらうことになるため、斬撃に対し耐性の高いコアページをつけておこう。
幻想体ページは「懐かしいあの日の抱擁」、「幸せな思い出」、「愛情表現」の3枚。
「懐かしいあの日の抱擁」は付与した司書がマッチ勝利した場合に20%の確率でダイスの値だけ追加で混乱ダメージを与えるもので、同じ相手とマッチする度に確率が上昇するため、相手が単体の場合と相性が良い。
「幸せな思い出」は付与した司書の最もコストの高いページのうち一つが使用するたびにコストが1ずつ下がるもので、コストが高い強力なページを光の消費を抑えて使用できるため積極的に使っていきたい。ただし、対象は所持ページであり、幕開始時にドローしたページは対象外であることと、舞台開始時に効果がリセットされるため注意。
「愛情表現」は付与した司書がマッチした場合に威力が1-2増加するが、一方攻撃した場合に威力が1-2減少するもので、デメリットがあまり気にならないものの、取得するにはかなりNEを稼ぐ必要があるため注意。
余談
このアブノーマリティの分類はT(トラウマ)であるが、これは恐らく忘れ去られる事への恐怖や孤独感などを象徴しているためだと考えられる。
また、このアブノーマリティが熊のぬいぐるみ(テディベア)であることと抱きしめることで人を絞殺する性質を持つことからあるポケモンを想起する管理人もおり、他作品の同じくテディベアが異常性を持った存在同様「ケテルグマ」呼ばわりされることもある。(クリフォト抑止力がない場合は不明だが収容方法が確立されているため、財団基準だとSafeだろうが)
関連タグ
Lobotomy Corporation/Library of Ruina:登場作品
オールドレディ:このアブノーマリティ同様孤独を非常に恐れるアブノーマリティであり、こちらも物語を聞かせることで人が離れていかないようにしている。
ただし、こちらも完全放置が可能であるために大体の場合は完全に放置されている悲しい存在でもある。