概要
初出作品は『デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ』。
出自からして悪鬼邪霊の類である為か、種族は「悪霊」や「幽鬼」など大属性“DARK”悪魔の常連として登場している。
『女神転生Ⅱ』『真・女神転生』の頃は、序盤に大量出現するハマ系に弱い雑魚悪魔ぐらいの扱いで、グラフィックも同族悪魔であるグールやコープスの色違いでしかなかった。
だが『真・女神転生デビルサマナー』でボス悪魔(ただしかませ犬扱い)として目が飛び出した固有グラフィックを獲得してからは次第に存在感を強めていった。
デザイナーの金子一馬氏によると、現在の目が触手状に飛び出している姿の原点は、『女神転生Ⅱ』時代の魔王バエルであるという。
以後のシリーズ作品では、『真・女神転生Ⅲ』でHP・MPを吸収する万能属性スキル「吸血」を敵味方いずれにおいても実装しており、『真・女神転生 STRANGE JOURNEY』では高確率で対象を爆弾化する敵専用スキル「バイツァ・ダスト」を所持するなど、作品の難易度を上げる難敵としてメガテニストの前に立ちはだかる。
『真・女神転生Ⅲ-NOCTURNE マニアクス』では、移動に便利なスキルをひととおり習得した彼が序盤で購入できる。「見覚えの成長」まで習得しており、勝手にレベルアップしてくれるのでイケニエ合体の経験値継承役としても優秀。
その優秀さゆえに手放せないまま愛着がわいてしまうのか、彼の一挙一動が妙にかわいらしく見えてきたメガテニストが続出しているという。