概要
週刊少年ジャンプ連載時、第6部『ストーンオーシャン』最終話「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド」のラストのアオリ文。エンポリオとプッチ神父の最終決戦が描かれた第158話の「引力、即ち闘(バトル)!!」と対応している。
「引力」により皆が集った、素晴らしい世界の最後の場面につけられた本アオリ文は、「この物語にふさわしい」とファンの間でも人気が高い。
顛末
「天国」を目指したエンリコ・プッチを押し上げたのは、「引力」によって導かれ集ったDIOの息子、双子の弟、敵対する者達、そして2人のジョースターであった。「天国の時」に到達したプッチは、世界の時を加速させる「メイド・イン・ヘブン」を手にし、「誰もが未来を知り、覚悟できる世界=天国」を創造し始める。圧倒的な力の前、「引力」の前に、承太郎もアナスイもエルメェスも徐倫も斃された。
エンポリオは1人、繋ぎ託された「希望」を抱え、幽霊の部屋でプッチと対峙する。プッチは、一巡が完了してしまえばエンポリオに逃げられる運命が「決定」されるため、承太郎が面会に来た一巡寸前のその日で加速を一時停止したのだ。「天国」のために、最後にプッチはエンポリオに襲いかかる。だが、エンポリオが託されたもの、それはスタンド「ウェザー・リポート」のDISCであった。ウェザー・リポートが部屋に収集した純酸素はプッチの肉体を蝕み、ラッシュをかけられ生き絶えた。
エンポリオは、どこかのバス停に佇んでいた。
到着したバスから、ドレッドヘアの女性が降りてくる。
近くのガソリンスタンドに停まる車の持ち主であろうピンク色の長髪の男性が、ドレッドヘアの女性とエンポリオに話しかける。これから雨が降るだろうから、旅費を奢ってくれるなら車に乗せていってやる…と。
ちょうど、雨が降り出した。
その車の中から、お団子頭の女性が顔を出し、エンポリオに話しかける。車にのるようにと、これから長髪の男性との結婚を父さんに報告しに行くところだと、そう告げる。
4人を乗せた車は走り出した。しばらくして、道端にヒッチハイクをしている男性を見つける。車は、彼を乗せるために路肩に停車した。彼は、車に駆け寄った。
皆が集った。皆を乗せた車は再度走り出す。今度は事故を起こさずに。どこかへ、晴れ間へ向かっている。
引力、即ち愛!!
関連項目
君は「引力」を信じるか? 人の出会いってのは運命できめられてるのかもしれねえな……… ホワット・ア・ワンダフル・ワールド