影紬
かげつむぎ
人形遣いとして有名な一族の女妖魔。
「影紬」は長に与えられる雅号であり、彼女で四代目。
からくり人形術に限れば魔族でも随一を誇るが、外法の者としても悪名高く、アリスも母から「影紬には手を出すな」と言われていた。
根城である人形遣いの塔にルカ達が「魔導懸糸」というアイテムを求めに訪れた時が初登場。「魔導懸糸」は師が弟子に譲る大切な品のため譲れないと断ったが、別の入手方法を教えた。
実は、裏では黒のアリスと結託しており、究極の人形を作り上げることを目指している。
歴代魔王達の遺体で作り上げた魔王人形を製作している。
見た目は人間の女性の様に見えるが、コラボクエストではただの妖魔ではないことが判明する。
終章ネタバレにつき、閲覧注意
実は「四代目影紬」というのは自称。
コラボクエストでも示唆されていたが、その正体は意思を持つ人形。
三代目影紬が作り上げた最高傑作の人形こそが彼女の本当の正体。
意思を持ったことで主人に反逆して殺害。その後、黒のアリスに見そめられたことで恩義を感じ彼女を主人として現在も仕えている。
数々の魔王人形を作り上げている通り彼女自身も「四代目」を自称するだけあり歴代でも最高峰の人形師である。
恐ろしいのは人形であるが故に「影紬」のスペアも大量に用意しており、彼女を撃破しても即座に次の「影紬」が動き出す。
またこのために自爆戦法も厭わず、本編中では六祖並みの身体能力を五分だけ得る代わりに確実に死亡する「暗黒舞踏」をこの手法で使い続け、天界ルートではモリガンを殺害し、魅凪と互角に渡り合っている。
この際に魅凪にウイルスのようなものを流し込んで淫技を使えないまで弱体化させており、それによって魅凪は敵対するが「後世の弟子」と認めたアルマエルマに奥義を強引に伝えた後死亡する。
しかし最後はスペアを全て破壊され、クロムとシロムの姉妹のコンビネーションに完全敗北。負けを認めて機能を停止する。
魔界ルートでは同様にサン・イリアを襲撃し、魅凪と渡り合うも彼女が格闘術の達人であることを見抜けず敗北し機能を停止。
しかしこちらでは魅凪もこの戦闘で死亡したため、どちらのルートでも直接・間接の違いはあれど彼女の死因となっている。
以下、もんぱら最終章のネタバレなので閲覧注意!!
天界・魔界ルートの記憶があるルカによって「智の同盟」襲撃を阻止された挙句、両ルートでの経験から六祖たちも超えているルカ達にあっけなく敗北。
首だけ残されたものの、一応黒のアリスの情報が聞けるかもしれないからと破壊されることなくとりあえず捨て置かれる。
座布団の上に首パーツだけ置かれているが、この状態でも茶々を入れるわ、クロムを煽るわとするものの、「座布団どけて地べたに置くぞ」と脅されると黙り込む。
さらに念入りに小イリアスには自爆装置を追加され、ついにはガンタンクのような小型ボディのお茶汲みロボットに改造されてしまう。
この状態でもこっそり自分のボディをバレない程度に改造しているが、口を滑らせてはデチューンさせられている。
その後はいちいち変なナレーションを入れてはツッコまれるわ、自分の人形工房のために平行世界から80人もの世界一の鍛冶屋を呼んでいたことが後々混乱を招くわ、ポケット魔王城のBGM変更係になるわ…とところどころでコメディリリーフとして最終章の清涼剤となっている。