「カシラ、カシラ、ご存じかしら?」
勇者様、概要をご存じかしら~
切り絵で少女をかたどったものも呼ぶが、大部分はアニメ・劇場版「少女革命ウテナ」に登場する影絵の少女たちを指す。キャラクターボイスは代表的な3人(A子:大きなリボンの付いた巻髪の少女、B子:おさげの少女、c子:カチューシャをしたポニーテールの少女)である。劇場版ではさらにヘッドフォンをしたE子、アンテナをつけたF子がいるが誰もアニメ本編で顔を見ることはかなわない(ミュージカル版では表現の限界からか、演じている役者たちの素顔を拝める事ができるが)。全員が鳳学園の女子制服を着ていることから、学園に所属していることだけが分かる。劇場版ではかなり多くの影絵少女が動くが、その声はアニメのときと同じ人物が兼任している。鳳学園中等部の演劇部だったりナースだったりラジオのDJだったり号外を配ったりする。献血をするシーン(当時は16歳から)もあり、またこの学園は中等部と高等部の制服が同じため学年を正確に知ることはできない。また最終回の直前では次回予告をジャック。内容は簡略的に本編の内容をすべて盛り込んでいるが断片ばかりなので当時予告だけで盛大なネタバレがあったとは気づかれにくかったようだ。
号外~号外~、役割だって~
初登場は1話からずっとアニメの夕方でシーンが切り替わる重要な時に現れ、珍妙な劇と意味深なことを言うだけ言って消えてしまう。ある時は噂話を、ある時は寸劇を繰り広げ、またあるときは号外と称して謎の知識を視聴者に授けて去ってゆく。一部の登場人物たちと明らかに意思疎通をしているシーンがあるが、これはアニメ本編の隠喩や皮肉が混じっているといわれている。当初はA子とB子だけだったが黒薔薇編からはc子も参加するも、この2人と一人の間には明らかな溝がある。A子とB子が主に決闘直前に二人で会話していることが多いのに対し、c子は一人で複数の役を演じたり、なぜか猿を捕獲するオサルロボットを開発して数回にわたり多用したり、本編の人物にツッコミを入れられたりする。また、A子&B子の普通が宇宙船で他の星に居ることだと思われていたが、これは大掛かりな演出であり、二人の間にはかなり息の合った友情があるのだとわかる。A子&B子が同じ湯船に入るシャワーシーンと思しき場面(影絵)もあるが、その時のc子は演劇部の上映の宣伝をしていてc子を「いい子だけどちょっと変わっている」「絶対友達が少ない」などと言っている。
劇場版ではc子とE子とF子がウテナとアンシーが学園の外に出るときに登場。放送部で、仲良しで有名なパーソナリティー。E子とF子はそれぞれ理事長室の絵の内容、理事長に関するスキャンダルを知っている。そして二人が外の世界に行こうとする障害をナビで知らせる役割があり、二人が出て行ったあとは藁人形となり消滅した。
ゲームにも登場するが、夜中に劇をするが暗くて名演技が全く見えない(努力が全く報われない)などと扱いはアニメのときと同じ。
余談
A子の夢は女優となり、銀幕で華々しく活躍したりスキャンダルで世間を賑わせたりすることらしい。そのためならオーディション前にオーディションの審査員と食事に行くことも厭わない。
なお、B子が始めて付き合った男の子は小学校3年生の時にクラスで一番算数のできる子だったがニンニクラーメン大盛りを食べ、趣味がプロレス観戦だということを知られて振られたらしい。
また、c子の秘密は毛糸のパンツを3枚重ねばきしていたり正体がサルだったりと本当なのか怪しい。
F子は最近寝ている彼氏の背中に落書きをしてフラれたらしい。その彼氏の次の日の授業は水泳だったようだ。
どこまでが劇でどこからが真実かは視聴者の想像にお任せとなっている。