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概要編集

講談社週刊少年マガジン』で1988年39号掲載の読み切り『僕の夏・ビーナス物語』をプロローグ編として1989年3・4合併号から1991年9号まで連載。単行本は全12巻で、現在はマンガ図書館Zで全巻が無料公開されている。


前半の中学生編はボクシング漫画とラブコメディが半々ぐらいだったが、後半の高校生編ではボクシングの描写がほとんど無くなりお色気漫画路線に全振りしていた(ちなみに同じ雑誌で『はじめの一歩』の連載が始まったのは1989年43号からで、本作の方が先に連載開始している)。


作者のにしまきとおるは連載当時、現役の大学生で成人向け漫画誌において商業デビューしていたが『P.S.抱きしめたい』でマガジンの新人賞を受賞し、一般誌デビューする。この時にかつて同誌で活躍していた漫画原作者の梶原一騎およびフライデー襲撃事件を起こしたビートたけしから命名した「カジワラタケシ」のペンネームを担当編集者から与えられた。


作品の特徴は『サルでも描けるまんが教室』で竹熊健太郎から「我が目を疑う」と評されたヒロインたちの爆乳ぶりで、主人公の達郎が高校生編から登場したリサを始めとするサブヒロインたちに色仕掛けで迫られる場面が非常に多かった。メインヒロインの夏美は基本的にツンツン系だが『きまぐれオレンジロード』の鮎川まどかに比べればデレることも多く、家が裕福かつ両親が海外赴任のため(ただしお目付役のばあやがいる)高校生編では親戚のリサを含めて同棲に至っている。


登場人物編集

星野達郎

  • 主人公。スポーツ万能な兄2人に比べてこれと言って秀でた所の無い平凡な中学生を自認していたが、頭数合わせで出場させられたボクシングの練習試合で全国大会優勝者の浜田をKOして正式に入部する。ドラマ『101回目のプロポーズ』で武田鉄矢が演じた主人公と同姓同名だが、本作の連載開始の方が先であり無関係。

朝霧夏美

  • ヒロイン。1975年4月24日生まれ。初期は「清楚なイメージの不良少女」然としていたが、通学路が同じだった達郎と互いを意識するようになり同じ中学へ転校して来る。スリーサイズは93-58-86(読者公募を基に設定された数値)。高校生編以降は毎回のようにラッキースケベの被害に遭い、特に乳揉みで感じることが多かった。

葉月渚

  • 夏美の親友。同じお嬢様学校に通っていたが、高校編で夏美を追って達郎がスポーツ推薦で入学した夢ケ丘高校へ編入した。

神崎まりな

  • 中学編に登場するボクシング部のマネージャー。1975年11月18日生まれ。夏美を上回る爆乳の持ち主。高校編では達郎とは別の進学先だったため終盤まで登場しない。

リサ

  • 夏美の親戚。イギリスでの寄宿学校生活に嫌気が差して日本に押しかけて来た金髪美少女。初対面から達郎にデレデレで、色仕掛けで迫っては夏美に呆れられている。

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