概要
北斗神拳に伝わる、人体を自在に操作しさまざまな効果を与える経絡秘孔のひとつ。
突かれた者に断続的な激痛を与え、3日後には全身から血を噴き出して絶命させる秘孔「新血愁」に対応する唯一の秘孔。
新血愁の効果を1日程度遅延させることができるが、その代償として効果が表れるまでの間、突かれた者は新血愁をも上回る激痛にのたうち回ることになる。
死を免れることができるわけでもなく、延命効果もたった1日、さらに副作用の激痛が常人ならば死亡・発狂・自死を選ぶほどの凄まじいもののため、普通はまったく割に合わない秘孔だが、それを賭しても時間が必要な場合に用いられる。
秘孔の場所は背中の正中線上で、新血愁の位置とはほぼ身体の表裏逆。トキは親指以外の4本指を使って打ち込んでいる。
北斗の拳
ラオウに新血愁を打ち込まれ余命いくばくもない状態に陥ったレイが、ユダとの決戦の猶予を得るためにトキに頼み打ち込んでもらった。
ちなみに副作用の激痛についてだが、打たれたレイは間もなく全身に血管が浮き立ち、筋肉がボコボコと歪み、爪が割れ剥がれていった。
南斗水鳥拳を極める厳しい修行に耐えた拳法家ですら、一切こらえることが出来ずに悲鳴をあげてのたうち回っている。
しかも、(少なくともレイほどの体力のある人間は)心霊台の激痛では死ぬことはできないらしく、施術前にトキは「はじめる前にこれを渡しておこう 苦痛に耐えられぬ時のむがいい」と、レイにもしもの時の自決用の毒薬を渡している。
副作用に耐えきり、痛みが収まってケンシロウ達の前に現れたレイは、もとの黒髪がすべて白髪に変貌していた。
蒼天の拳
アニメ版『蒼天の拳REGENESIS』に登場。霞拳心に新血愁を打ち込まれた主人公霞拳志郎の求めで、霞羅門(後のリュウケン)が使用した。