2002年以降にインターネット上で流布した都市伝説。
以前は「アンサー君」という話がまことしやかに囁かれていたが、現在はひっくるめて「怪人アンサー」と呼ばれている。
小学生も持つようになった『携帯電話』を使用して呼び出す儀式系怪異な事から平成のコックリさんとも言える存在である。
呼びだし方法
いくつか派生はあるが、内容は概ね以下の通り。
10人が円形に並び同時に隣の人に携帯電話を掛けると、すべてが通話中になるはずである。ところが一つだけ別のところにつながる電話がある。それが怪人アンサーである。呼び出せばどんなことでも答えてくれるが、最後にアンサーから質問してくる。その問題に答えられないと携帯電話から「今から行くね」と声が聞こえ、電話の画面から手が出現し、体の一部分を引きちぎられてしまう。
これは怪人アンサーは頭だけで生まれてきた奇形児で、そうやって体のパーツを集めて完全な人間になろうとしているから。とされている
また、怪人アンサーの質問は素人には絶対に答えられない質問であり、回避はおおむね不可能である。
例:今日から1万2685日後は何日の何曜日?。君のお祖母さんのお父さんのおじさんの妹のいとこの息子は君からみて何?
類似する存在
ギリシャ神話に伝わる怪物で謎を掛けた相手が答えられないと見るや、捕食してしまう。
日本の民間伝承でも謎を掛ける妖怪として蟹坊主が存在し、怪人アンサーはこれら「謎を掛ける怪異」の流れを汲むものと言える。
『デジモン』シリーズにおいてどんな謎にも答えてくれるが、逆にあちらが出す試練をクリアしないと魂を奪われるという設定を持つ。
『ペルソナ2罪』において、携帯電話で呼び出せばなんでも願いを叶えてくれるとされる存在。
こちらはすぐに願いを言わないと影人間にされてしまう。