概要
かつて円谷プロダクション初代本社と同じ祖師ヶ谷大蔵砧にあった、ヒーローや怪獣の着ぐるみを保存・メンテナンスする場所。
円谷プロ創立と同時に誕生し、主にアトラクションで使われた怪獣のスーツの保存、メンテナンス作業が行われていた。
一般公開はされていないが、ウルトラファイトの特別編「怪獣死体置場(モルグ)」はここで撮影されていたほか、ウルトラマンマックス第24話「狙われない街」にてメトロン星人と会話するシーンにも使われた。
かつては自由に見学ができており、過去作品の小道具を管理する概念が無い時代だったため見学にきた子供に、ウルトラ警備隊の衣装や小道具をあげたりしていたのだとか。
2007年、円谷プロの買収に伴い初代本社は改装され、「キヌタ・デジタル・シンフォニー」というウルトラ戦士や怪獣の着ぐるみ等の展示やCG製作に利用されることになるにつれ、怪獣倉庫は2007年にリニューアルされ、見学ツアーも行われていた。
しかし経営効率化による拠点集約と建物の老朽化を理由に2008年2月に閉鎖が決定。中の着ぐるみは渋谷の円谷プロ新本社に移され、取り壊された。跡地は現在住宅街になっている。