概要
1998年のローランド・エメリッヒ版の『GODZILLA』の以前に、1983年ごろに企画されていたハリウッド版ゴジラ。原題は『GODZILLA: King of the Monsters 3-D』。
監督・プロデューサーは『13日の金曜日』のスティーヴ・マイナー、脚本は『ザ・プレデター』のフレッド・デッカーを予定しており、ゴジラはモデルアニメとアニマトロニクスで表現する予定だったが、制作費の問題ゴジラを造形したウイリアム・スタウトとスティーヴ・マイナーの折り合いがつかなかった事、ストップモーション・アニメを特殊な立体映像用カメラを使って撮影するという技術的な問題により実現しなかった。
内容は、ソ連の人工衛星から誤射された核ミサイルによってメキシコに漂着した子ゴジラの亡骸を取り戻しに親ゴジラ(スタウトジラ)が死体の移送先のサンフランシスコに出現するというものであり、そこにスパイアクションを取り入れた重厚な人間ドラマが展開される予定だった。
類似した事例
- 海外では、本作のプロットが『怪獣ゴルゴ』の影響を受けているのではないかと指摘する声が少なくない。
- 2000年代に『ゴジラ対ヘドラ』の3Dリメイク作品が企画されたが頓挫し、今度はガメラの3D作品が企画されるが頓挫し、再度持ち上がったゴジラの3D企画にレジェンダリーが目をつけたのがモンスターバースシリーズのきっかけである。