概要
ゲーム『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』において、「ハイラル」と「無の世界」の両方でやりたい放題のゼルダ姫を表す非公式呼称。
『ブレスオブザワイルド』から続く(ある意味伝統ネタの)「厄災〇〇」シリーズの三代目であり、先代の「厄災ゼルダ」から厄災スピリットを受け継いだ二代目の厄災ゼルダ姫である。
ハイラル各地で自由奔放に活動しており、何をしても基本お咎めナシの高い自由度に順応しているが故、その行動パターンは第三者にはまず予測不能という生態を持つ。
名前の由来は、同作の物語中盤でとある人物がゼルダ姫のことを「知恵の姫巫女」と呼称したことから。
新たな厄災「悪知恵の姫巫女」の誕生経緯
ゼルダの伝説シリーズの一つである『知恵のかりもの』は、箱やテーブルなど様々なモノを「カリモノ」としてお借りすることで、自由な発想でダンジョンを攻略していく内容となっている。
そのPVで「ゼルダが剣を振り回すのはいかがなものかと思い…」などと語られる後ろで大岩を叩きつけて敵を倒す場面や、敵を複製して内乱を引き起こす場面、「シンク」というアクションで自分や物体、敵を動かす場面などのいかにも悪用出来そうな要素が盛りだくさんであった。
そのため、上記のPV発表時点から発売前にもかかわらず''「他社の無双アクションゲーム」という枷をつけられた厄災ゼルダ・プロトタイプを上回る厄災を振りまくのではないだろうか''と、既に(ネタ的な意味で)期待と危惧の両方の感情を抱かれていた。
そして本作の発売後、ふたを開けてみると、三度やってきた''ゼルダ本編シリーズでの自由過ぎるプレイ''によって、新たな厄災ネタ「悪知恵の姫巫女」は予想通り誕生してしまった。
権力・狡知・蛮勇の大いなる力
悪知恵の姫巫女を構成する要素として、「権力・狡知・蛮勇の大いなる力」が提唱されている。
(ちなみに、『知恵のかりもの』の作中においてトライフォースの名前は直接言及されず「大いなる力」と呼ばれている。)
- 「権力」の大いなる力
「ハイラルの姫君」という生まれながらの権力(ただし途中まで指名手配中)だけでなく、なりゆきから「ありとあらゆるカリモノを支配する権力」を授かり、これらの二大権力をこれでもかと乱用する傲慢精神から生まれた力の1片。
- 「狡知」の大いなる力
彼女を悪知恵の姫巫女たらしめる要因であり、善悪、合法・非合法問わず、あらゆる悪知恵によって道を切り開こうとする強欲精神が結集して生まれた力の1片。
- 「蛮勇」の大いなる力
攻略に必要な物が揃ってないにもかかわらず、敢えて新エリアやダンジョンに突入する無謀精神が結集して生まれた力の1片。
主な悪知恵袋(悪行・蛮行・奇行など)
当然ながら、様々な蛮行や奇行を繰り広げるゼルダ姫は悪知恵の創造神(プレイヤー)の数だけ爆誕するため、これらはほんの一部である。
もはやお姫様の戦い方じゃない…
ただし、そんな彼女の悪知恵をもってしても、カカリコ村の子供のトランポリンだけは死守されるので破壊不可能なうえに、シンクによる窃盗はできない。
「権力の大いなる力」の章
- 「水」をお借りして魔物を水没させる。
- 看板を燃やして偽物の看板を設置
- シンクで人食い花を引きちぎったり、ボスのコアを引き抜いたり、巨大ムカデを引きずり出したりとやりたい放題
- 敵の頭上にウニやテーブルの雨霰を降らせる
- 敵とシンクして谷底・水底・マグマに落とす。なんなら自分は即復帰できるのをいいことに道連れ落下する。
- 水辺にバズブロブやビリなどを出して相手を感電させる
- 馬に跨り魔物を轢き殺して走る姿はまさに世紀末覇者
- そんな馬も徐々に使い捨てられ、最終的には「ゴロゴロと転がる魔物とシンクして高速移動」や「カッター付きの動く魔物の上に乗って高速移動」に厄災度がレベルアップしていく。
- 剣士モード中、「日頃は自ら攻撃できない」という鬱憤を晴らすかの如く徹底的な魔物SATSUGAI。
「狡知の大いなる力」の章
- 「火を纏った魔物」で畑、草むらや敵を火あぶりにする(注:やりすぎて自分にも火がついて自滅するケースも多々見られる。実践する場合には注意。)
- 行ける場所が増えると、「冷気を纏った魔物」による氷結や「電気を纏った魔物」による集団麻痺、と拷問方法のバリエーションも増える。こっちは自滅したケースはない
- 「複数の魔物」を呼び出し、姫が敵をシンクで拘束している間にリンチさせる。
- 「鳥の魔物」とシンクし、目の前の「肉」を食べようと動く力で空中を移動する。
- 肉を持ちながら鳥に押してもらって永久浮遊する姿はまさに厄災王国の姫
- 敵を見かけたらとりあえずピーハットをぶつけておく
- この行為はやがて出てくる魔物が凶悪な物になっていき、最終的にライネルになる
- 虫塚を出して警備兵が大騒ぎしている隙に警戒網を突破
- 巨大岩をシンクで持ち運び、ライネルの頭上に落として瞬殺する
- 指名手配されているが本性は間違いなく悪
「蛮勇の大いなる力」の章
- クルクル回っているかと思えば彼女の通った道は雑草一つ残らない
- というか常に横回転しながら高速移動する。
- そして、ピーハット入手後は、回転姫から魔物使い姫にジョブチェンジ。(シンクして歩くだけで「お手軽電動芝刈り機」になるため。)
- でかい蜘蛛を出して絶壁を登っていく姿がハイラル各地で確認される
- 木の上に登ったと思ったらそのまま木々の上を歩いて移動する(馬に乗った状態で走った様子も確認された)
- どんな所でも寝る姿が目撃される。砂漠・火山・敵の巣窟・騎士団が出撃するような強敵の目の前でも寝ているとか
- ついでに寝巻き姿であちこち徘徊している姿を見かける
- 彼女が見る夢の中ではコッコを大量に出してハイラルを制圧する噂があるとかないとか(余談だが、本作ではコッコをカリモノにできない。カリモノにできない。大事なことなので以下略)
- どこまでも高く!一歩違えば奈落の底に墜ちるリスクがあろうとも。(注:ただし高度制限があるので、実際はそこまで飛べない)
- 横に動く床を出したと思ったら上昇。
- 人を叩く魔物の上に乗って空高く上昇するケースも。
- 「わたあめを出す黒いイガイガを消す悪いやつ」とはフィローネ湿原にお住まいのデクナッツさん談
- 突然独り言で誰かと会話する為精神的に異常があると捜索隊は考察している(注:人によっては話し相手がハッキリと見える)
注意点
この「悪知恵の姫巫女」という呼称は、上記の経緯から悪い意味でのネタ要素が強いことと、当然ながら厄災リンクから始まる「厄災ネタ」自体を好まないプレイヤーも存在するため、使うときはTPOに注意すること。
また、いくら『知恵のかりもの』のゲームシステム自由度が高いといっても(ゲームバランス崩壊防止のために)中には厄災行為ができないように調整されているギミックも存在したり、傍から見ればいくら野蛮なことでもゲームの仕様上そういうやり方をしても仕方がないものも幾つかは存在するため、ネタにする場合にはその点も注意。
(例):「魔物をカリモノ魔物で袋叩きにする」ことも、今作のゼルダ姫は一部を除いて自分から攻撃をすることが出来ないため、ゲームオーバーにならないためには止むを得ずそういう戦法をとる必要が出てくる場合もある。
関連イラスト
関連動画
関連タグ
ゼルダ姫(知恵のかりもの) 暴力・悪知恵・蛮勇のトライフォース
厄災ゼルダ:「暴力・悪知恵・蛮勇のトライフォース」を乱用した先輩ゼルダ。
マリン:こちらも清楚可憐と思いきやぶっ飛んだ本性を隠し持っている。ある意味では元祖厄災。