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概要

初出は拡張パック第38弾、「覚醒編第3弾 超竜VS悪魔(エンジェリック・ウォーズ)」。

光文明、及びエンジェル・コマンドを代表するクリーチャーである聖霊王アルカディアス

闇文明、及びデーモン・コマンドを代表するクリーチャーである悪魔神バロム

この二体のクリーチャーが融合を果たした、奇跡の存在と言えるカードである。

(背景ストーリーの経緯的には、悪夢の存在と形容した方が正しいのだが)

二体の相反する人気カードが衝撃の融合を果たしたという設定や、

両者の持つ強力な能力を更に強化して放つ圧倒的なスペックから、

ヒロイック性、及びカードパワー共に申し分のない貴重なカードであり、

融合前の二体同様、ファンの多いカードである。

カードとしての能力

/闇文明

進化クリーチャー 種族エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド

マナコスト:10 パワー:14500

H・ソウル E・ソウル

進化:自分のエンジェル・コマンドまたはデーモン・コマンド1体の上に置く。

マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。

このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、他のクリーチャーをすべて破壊する。

相手は呪文を唱えることができない。

T・ブレイカー

前述の通り、融合前であるアルカディアスとバロムの能力を併せ持ったようなクリーチャーである。

その両方の効果は元のカードより強力になっており、エンドカードとしての性質が格段に上がっている。

バロム側の能力であるクリーチャー除去は文明の制限がなくなり、どんなクリーチャーでも破壊できるようになった。

これによってこのクリーチャーが場に出た瞬間生存出来るのは破壊耐性を持つクリーチャーのみとなる為、盤面の状況は一気にこのクリーチャーを呼び出した側に傾く事となるだろう。

ただし、味方を巻き込む点は相変わらずである為、注意しておきたい。

一方、アルカディアス側の能力である呪文封じは文明の制限がなくなり、相手のみにかかるようになった。

これによって相手の呪文を封殺し、このクリーチャーを除去を困難とした上で自分は平然と呪文を使用し追い討ちをかける事が出来る。

当然、シールド・トリガー呪文も無効化される為、このクリーチャーで積みにかかられたら殆ど為す術がないと言っても良い。

これだけの効果を持つ以上、当然マナコストも非常に重たいのだが、このカードが登場した時にはマナ加速の手段は十分に存在しており、自然文明を採用したデッキであれば楽々、とまではいかないまでも普通に10マナを供給する事が可能であった。

また、進化元のエンジェル・コマンド及びデーモン・コマンドにも優秀なカードが多く存在しており、光、及び闇文明を採用したコントロールデッキにおいては自然に投入出来る。

当時の環境がサイキック・クリーチャーを呼び出す超次元呪文が多く投入された環境であった事もあり、呪文を封殺するこのカードの需要もかなり高く、光闇自然(いわゆるネクラ、あるいはアブザンカラー)のコントロールデッキにおいてはエンドカードの筆頭に挙がるカードであった。

現在でも偽りの名 シャーロックと並んで、光/闇系統のエンドカードとして多くのプレイヤーの頭に思い浮かべられるカードである。

背景ストーリーでの扱い

奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム_XX_NEXに追い詰められた邪神の覚醒者ロマノフ・Z・ウィザードがその最大の魔術を用い、聖霊王アルカディアス悪魔神バロムの禁断の融合を決行し誕生した存在。

バルカディアスの圧倒的な破壊力は、形勢を再び逆転させるに十分すぎるものであり、奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEXは、未来を若き戦士たちに任せて捨て石になることを決意した。

そして時は流れ、王来篇。アルカディアスとバロムはまたしても融合させられ、ディスペクターとなってしまう。その名は聖魔連結王バロディアス。体のところどころのにジッパーが存在し、無理矢理くっ付けられた様な見た目になっている。

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悪魔神王バルカディアス
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