概要
かつて経済産業省が実施していた国家試験。現在の情報処理安全確保支援士試験(RISS)の前身にあたる。
2001年開始の「情報セキュリティアドミニストレータ試験」と2006年開始の「テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)試験」を統合して、2009年より開始された。
情報処理技術者試験のスキルレベル4に相当する、高度試験の一種。
他の高度試験が年1回の実施なのに対し、SCは4月と10月の年2回実施だったため、高度試験の中で最も受験者数が多く、人気の高い試験だった。
サイバーセキュリティの技術的な専門家であることを認定する国家試験だった。
試験対象者には、サイバーセキュリティの専門家として、情報システムの開発プロジェクトや運用プロセスにおける技術面の支援および、企業の情報セキュリティ管理の品質を維持・向上する情報セキュリティマネジメントの実践能力も求められた。
暗号化技術やサイバー攻撃対策といった情報セキュリティの一般知識に加えて、セキュアプログラミング、ネットワークといった要素技術も問われた。
2016年10月の試験を最後に廃止。2017年春以降は後継資格の情報処理安全確保支援士試験(RISS)に引き継がれた。
なお、廃止前の情報セキュリティスペシャリスト試験合格者は、後継資格の情報処理安全確保支援士の有資格者となり、支援士制度開始から2年間の経過措置期間に情報処理安全確保支援士登録簿に登録することにより、情報処理安全確保支援士となることができる。
関連タグ
情報 サイバーセキュリティ 経済産業省 国家資格 国家試験 資格
関連資格
- 情報処理技術者試験
- 情報処理安全確保支援士(RISS)
- システム監査技術者試験 : 高度試験の一種。
- 応用情報技術者試験(AP)
- 情報セキュリティマネジメント試験(SG) : こちらはあくまで一般IT利用者向けの試験。
- 技術士
- 中小企業診断士