概要
仮面ライダーリバイス第44話における門田ヒロミの新たなるセリフ。
カゲロウの消滅により自問自答による意志の軌道修正ができなくなった大二。
かつてヒロミは文字通り我が命を懸けて変身し続けた事で、デモンズドライバーに封印されていたベイルに命を喰われ、見た目こそ変化はないものの体内年齢が推定80歳ほどになり、仮面ライダーへの変身に耐えられない程ボロボロになってしまった。
しかし迷走する大二を救う為、死のリスクを警告するジョージ・狩崎にまたも命を懸ける覚悟を告げてデモンズドライバーを借りようとする。
だがジョージも責任を感じていたらしく、彼からの返答は「『その言葉を二度と使わない』事を条件にドライバーを渡す」というものだった。
そしてヒロミは、命に代わり全身全霊を懸けて大二を止めることを誓い、この台詞を静かに叫び再びデモンズへと変身する。
「我が全身全霊を懸けて···お前を変える。
変身!」
さくら「あっ···ヒロミさんが、変身した···!」
「命懸けじゃないと、俺は倒せませんよ?」と皮肉を込めて言う大二/ホーリーライブに、「かもしれないな」とため息混じりに肯定しつつも、もう二度と自分の命を省みない覚悟を決めないという決意が現れていた。
ドライバーが改良型でデメリットは無くなっているとはいえ長らく戦線に立っていなかったこともあって全盛期の実力は出せそうになかったが気力···まさに 全身全霊 の思いでスペックが上のホーリーライブに食らい付き、ギリギリ互角の戦いを繰り広げる。
何度も何度も熱意を込めた拳を交えた末、ライダーキック「ホーリージャスティスフィニッシュ」と「デモンズフィニッシュ」の競り合いになる。
このまま相討ちかと思われたが、ヒロミはもう一押しと競り合い中にデモンズフィニッシュを重ね掛けで放ち、押し切ってお互いを変身解除に持ち込んだ。
結果無理がたたって倒れてしまうが全身全霊を懸けた思いは大二に届き、思いを吐露したことで失ったはずの道標となる相棒を蘇らせる。
そして大二が自分の過ちを認め、彼と一心同体となった純白と漆黒の堕天使の誕生を見届けたのだった。
45話以降での発言
- 第48話
「我が全身全霊を懸けて···何かを見つけるっ!!」
一輝が変身すれば記憶が消えることを聞き、これ以上一輝の記憶を失わせないためにも狩崎をどうにか説得すべく奮起、牛島家もといウィークエンド基地跡地に一輝とバイスを連れて戻り、光が片付けようとしていた真澄関連のダンボールを開封、3人も巻き込み見付かる確証がないにもかかわらず上記の発言と共に資料を漁りまくっていた(なお真っ先にバテた様子。流石に80歳だから仕方ない)
余談
ちなみに44話でのドライバー装着時のアングルは7話と酷似しており、セルフオマージュなのかもしれない。