概要
といっても、もちろんバターをそのまま揚げるわけではないし、そんなことをしたらただ溶け出してしまう。
作り方は、
・冷えて固まったバターを串に刺す。
・衣(ホットケーキ・ミックスに類するもの)で包む。砂糖や蜂蜜、シナモンなどで好みの味をつける。
・油でこんがり揚げる。
という、至ってシンプルなものである。
揚がると中のバターは溶け出して衣と一体化し、独特の風味と食感になる。
好みのシロップをかけても良い。
串に刺さずにボール状にして揚げるタイプもある。
2009年のテキサス州物産フェアの揚げ物コンテストに出品されたものが発祥とされており、そのコンテストではMost Creativeを受賞した。(いわゆるネタ部門)
当初はネタ扱いであったものの、ここから広がりをみせ、アメリカ中西部を中心に人気を博している。
なお、名前を聞いただけでもお察しだろうが、超高カロリーなジャンクフードである。
肥満大国として知られるこの国にしてこの食ありということか。
現在日本ではこれを提供している飲食店は確認されておらず、食べたければ自分で作るしかないが、上記のように製法は簡単であり、家庭でも容易に作ることができる。
このような大量の脂肪摂取は脳内の快感物質の分泌を促し一時的に多幸感を得られるので、麻薬のような中毒性があるとの指摘がある。アメリカでの人気の秘密もこれにあるとか。
もしも病みつきにでもなればメタボ街道一直線は間違い無いので、試してみようという方はくれぐれも自己責任でどうぞ。