断首魚
だんしゅぎょ
首がないにもかかわらず、魚は生き生きと水をぴちぴちさせている。それは苦痛による身悶えなのだろうか。それとも、ただ水を得て浮かれている身振りに過ぎないだろうか。
頭のない、巨大な手を持つ魚の姿をした幻想体。胸から腹にかけて大きな袋を持っており、中には血もしくは水が満タンに入っている。
分類はO-02-11-26、危険度(リスクレベル)はHE。
魚用水槽のような空間を形作る。
断首魚 / 屈折された断首魚
初登場は鏡ダンジョン。
主な攻撃方法は巨大に発達した手と尻尾での物理攻撃だが、これに関しては特に変わったギミックがあるわけではない。しかしそれ故か威力が少々高く、単純に強い。
しかしターン経過で「血袋」という数値が貯まっていき、3ターン目で内部に溜まった血を首から放つ《血射砲》を行う。これは威力15~20かつ出血付与という凄まじいものであるためE.G.Oや守備ダイスで威力を軽減しなければ致命傷を負ってしまう。血射砲を打った後は「水袋」という数値を貯めていき、体力を回復する。
断首魚の攻撃は貫通がメインなので貫通に耐性をもつ人格で挑むと良いだろう。また血射砲は尾が破壊していると放たないので尾を狙うのもあり。
鏡屈折鉄道では1号線でも屈折した個体が登場。こちらは元よりも一回り大きい。
さらには通常個体が路地の番犬とセットで登場する。
名前の通り頭のない魚の姿をした幻想体。人間のような五本指を持った長い腕や尾を使って敵に攻撃する。
お腹にある袋は液体をため込むことができ、液体を首から発射することで高威力の攻撃を放てる。袋は血を貯めているときは赤色に、水を貯めているときは青色に染まる。
初期コンセプトアートでは頭部があった。
ちなみに、断首魚の右のイラストには"人魚+新婦"と書かれている。
英語名が"Headless Ichthys (頭部のないイクトゥス)"であることから、キリスト教に関係するものがモチーフだと推測される。
この言葉はギリシャ語で"ἸΧΘΥΣ"であり、意味は魚である。
他にも"ΙΗΣΟΥΣ (イエス)" "ΧΡΙΣΤΟΣ (キリスト)" "ΘΕΟΥ (神の)" "ΥΙΟΣ (子)" "ΣΩΤΗΡ (救世主)"の頭文字を並べたものでもある。
鏡屈折鉄道1号線や始まりの鏡で路地の番犬と同じ駅で出されたり、同時に実装されたりと何かしら関連性があるように見える。