概要
東京都島嶼部・伊豆諸島にある村。伊豆諸島の自治体では唯一、複数の有人島(新島と式根島)からなる村である。これは式根島が小さく新島に近接しているのと、明治時代まで無人島だった式根島に新島から島民が移住したため。
1992年までは新島本村(にいじまほんむら)という名前だったが、よく「にいじまほんそん」と誤読されたため現在の名前に改称した。
式根島については子記事に譲り、本項では主島の新島(にいじま)について解説する。
新島
伊豆諸島の利島の南、神津島の北にある島。わずか8km西に式根島が浮かぶ。
羽伏浦海岸の白い砂浜と、白ママ断崖という白い崖で知られる。黒潮のただ中に浮かぶことから海はとても清浄で、サーファーやサーフフィッシング愛好家の聖地。世界的にも希少な抗火石という石が名物であり、過去には式根島、神津島でも採掘されていたが、日本での商業採掘は新島のみ。この抗火石を使ってモヤイ像という石像(ネーミングはイースター島のモアイに倣ったもの)が作られている。
かつては携帯電話の絵文字にモヤイ(MOYAI)の文字がありUnicodeに登録されていたが、いつの間にかモアイ(Moai)に名称が変更されてしまった。